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Münchner Philharmoniker 25.05.23 コンサートの記録:ウルバンスキ指揮ミュンヘン・フィル(5月23日)
5月23日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
指揮はクシシュトフ・ウルバンスキ。
イザールフィルハルモニーはガスタイク改修中のための代替ホールです。
これが外観。すぐ前にバス停があります。
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ずいぶん日が長くなりました。
ところで、写真の中央やや右寄りに見える女性が肩から下げているバッグ、エルメスのコンスタンス!Hが光っています。
最近、コンサートやオペラでこのバッグを持っている人を割と見かけるのですが、年配の方が多いと思います。
日本では圧倒的にバーキンがあいかわらず人気のようですが、バーキンはカジュアルなんでしょう。オペラではあまり見かけない気がします。それにそこそこ使える大きさだと重い。車で動く時でないと疲れそう。ま、本人が良いのならいいんですけどね。
そういえば、映画《TAR》の冒頭で、ケイト・ブランシェット演じるリディアがオレンジ色のバーキンを持っている女性に「あなたのバッグ素敵ね、気に入ったわ」というシーンがありましたね・・・
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オペラやコンサートに持っていくバッグは結構考えます。というのも、結構荷物が多くなるのですが、大きなバッグは客席で邪魔になるからです。
それにバイロイト・ワーグナー・フェスティヴァルなどでは政治家など著名人も多く、警備が厳しくて、A4より大きなバッグは客席には持ち込めません。
そこでクロークに預けることになるのですが、のど飴を筆頭に、客席でも必要なものがあります。
私は、最近はバッグ・イン・バッグ、つまり大きなバッグに最小限必要なものだけを入れた小さなバッグを入れて、残りを入れた大きなバッグはクロークに預けることが多くなりました。
プログラム。
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ブラームス《ピアノ協奏曲第1番》の演奏を終えて、拍手を受けるアックス。
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ブラームスはこの作品を21歳の時から約5年の間に作曲しました。
世界初演は1859年ハノーファーで、指揮はヨーゼフ・ヨアヒム、ピアノはブラームス本人が演奏しました。
初演はまぁまぁ好意的に受け止められたのですが、重要なのはこの数日後のライプツィヒ・ゲヴァントハウスでのコンサートでした。
ここで散々な批評を受け、大失敗に終わります。
これはブラームスにとって大ショックでした。ピアニストとしても、作曲家としても、もう将来はない、と思われたからです。
後半はプロコフィエフ《ロメオとジュリエット》。
4月15日、ウルバンスキ指揮東京交響楽団でもこの作品を聴きました(サントリーホール)。この時、終演後、楽屋でウルバンスキと会ったのですが、一緒に連れて行った若い友人が「すごいイケメン!!」と興奮していたのを思い出しました。遠くから見てもそうなのですが、近くで見たらもっとイケメンだと思います。
それよりなにより、彼が紡ぎ出す音楽がおもしろい!
それに全て暗譜です!
今シーズン、ウルバンスキ指揮を3回聴いていますが、今後も彼の指揮するコンサートには必ず足を運ぶことになると思います。
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FOTO:©️Kishi
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