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プロダクトデザイン知見まとめ

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プロダクトデザイン・UI/UX・UXライティングなどの知見をまとめていくマガジンです!noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio…
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#デザイン

OOUI研修を行いました!

こんにちは! リクルートプロダクトデザイン室 デザインマネジメントユニットで、『Airレジ オーダー』のデザインディレクターをしている新井です。 私が所属しているデザインマネジメント5部(SaaS)(以下SaaSデザマネ部)では、スキルアップのために、研修を年に1回行っています。先日、デザインコンサルタントをされているソシオメディア株式会社の上野さん、藤井さんを講師にお招きして「オブジェクト指向UI研修」(以下OOUI研修)を実施したので、その内容をレポートします! Sa

デザイナーが素早く戦力になるために心がけているキャッチアップとアウトプット

こんにちは、フリーランスプロダクトデザイナー@ShikiCheriです。今回は参画したプロジェクトの制作事例を紹介しつつ学んだこと、自分が心がけているキャッチアップとアウトプットのコツについてまとめました🎉 インプットフェーズとアウトプットフェーズで心がけたい"誤解を作らない仕組み"そんな状況下、短期間で着実に事業を前進させるために2つのフェーズで意識していることがあります。 参画直前: この組織のデザイン課題・自分に期待していることを正しく把握する新しい組織へのジョイン

デザインのクオリティを上げる、たった一つのコツ

良いデザインを抽象化してから具体化する僕は3年前からデザインのメンターを始めました。今では、累計で150人以上の未経験者さんやジュニアのデザイナーさんをサポートしています。実際に、課題を続けていくことでデザインスキルが格段に向上し、有名な制作会社に転職した方も多くいます。また、3年や2年以上ずっと契約してくださる方もいます。 この課題は模写からオリジナル化することをベースに、いまのトレンドを学びデザインスキルを上げながら、ポートフォリオを作れる仕組みになっています。その学習

「アイコン」で伝えられる情報の限界に挑め

🧑‍💼「お気に入りのアイコンを作ってください!」 私「まかせな!」 🧑‍💼「ランキングのアイコンを作ってください!」 私「まかせな!」 🧑‍💼「人間プレイヤー3人 VS コンピュータープレイヤー1人のアイコンを作ってください!」 私「(え?)ま…まかせな!!」 🧑‍💼「『AボタンとBボタンを交互に連打』のアイコンを作ってください!」 🧑‍💼「『全プレイヤーのアイテムをシャッフルして再分配』のアイコンを作ってください!」 🧑‍💼「『オンラインモードで待機しているユーザーが

デザインレビューのガイドラインを作りました -レビューフロー編-

こんにちは。hacomonoのプロダクトデザイナーのかんちゃんです。 組織に所属しているデザイナーの方であれば、レビューのガイドラインが欲しいと思った経験はありませんか? この記事は発足して2年弱のデザイン組織でデザインレビューのガイドラインを作成した経緯の記録の第3弾「レビューフロー編」です💡 中小規模のデザインチームでレビューに課題を感じている方々の参考になればと思い、「心得編」「レビュー観点編」「レビューフロー編」の全3編に分けて投稿しています。 これまでの経緯ha

mikan でハプティック・フィードバックのルールを決めた話

はじめまして、株式会社TrashX で代表とデザイナーをしている 13an です。現在私は株式会社mikan の iOS アプリのデザインをお手伝いしており、今回はハプティック・フィードバックのルールを決めた話を書きたいと思います。 自社アプリにハプティック・フィードバックをどのようなルールで適用すればいいか考えている方に参考になる内容を書ければと思っています。読んだ後はぜひ X (Twitter) でご意見・ご感想をシェアしていただければ嬉しいです!では、早速まずは今回の

TOPページの課題を掘り下げてデザイン改善した話

こんにちは!UIUXデザインチームの井上です。 東京ガスには2023年10月に経験者採用で入社しました。 現在はmyTOKYOGASのコンテンツ運用や、ほかサービスのUIUXデザイン業務を担当しています。今回は、ビジネスメンバーが実施しようとした課題解決の方法について、デザイナーとして踏み込んで改善した話をご紹介したいと思います。 今回の課題myTOKYOGASでは毎月のガスや電気の使用量や料金を確認できるほか、クイズに回答したり、各機能を利用することで「パッチョポイント」

UIデザイン使用性チェックリストの基準充足とメンバーの感想

こんにちは、オオカワラ(@o_kwr)です。暑さがとても厳しい今日この頃ですね。 UIデザイン使用性チェックリストの基準充足に取り組みましたSmartHRのプロダクトデザイン本部では、今年の頭から6月末の上期にかけて、メンバー全員でSmartHR Design Systemにおける「UIデザイン使用性チェックリスト」を運用できる状態にするために、必要なコンポーネントやデザインパターンとしての基準の充足を行ないました。この基準充足とは、コンポーネントやデザインパターンにおける

WWDC24のデザイン関連セッション

今年のWWDCから各セッションの動画がYouTubeで視聴できるようになりました。日本語字幕を確認できたり、読み上げソフトで日本語音声で視聴できたりします。 手軽に視聴できるようになったので、いつもよりたくさんのセッションを視聴することができました。 主にデザインに関連するセッションで気になったものをまとめていきます。 ラインナップは以下の通りです。 visionOSやApp Intentのセッションはまだ未視聴のため、紹介していませんが、今後視聴の上で追加するかもしれ

"早く・よりよく・安全に"リリースするためにデザイナーができること | 英語アプリmikanの学習結果画面リニューアル事例

はじめにこんにちは!英語アプリmikanのデザイナーをしているayataki(@ag_ayakan)です🍊 今回は「"早く・よりよく・安全に"リリースするためにデザイナーができること」というテーマで記事を書いてみたいと思います。 2024年5月にmikanの学習結果画面のリニューアルを終えたので、今回はこの事例をもとにご紹介します。 残念ながら初期リリースでは思うように数字が上がらず、3回のリベンジ版リリースを経ての着地となったため、超成功事例を紹介する記事ではありません

ファイルが重くなりがちな長期プロジェクトでのFigmaファイル管理

Japan Digital Designの久行です。三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略子会社であるJapan Digital Design(以下JDD)でExperience Design Div.(以下XDD)に所属し、体験設計やUI・ビジュアルデザインのリードを担当しています。 この記事では、XDDが取り組むプロジェクトの中で発生した困りごとを基に取り組んだFigmaファイル管理の改善活動についてご紹介します。 デジタルプロダクト開発でお馴染みのデザインツールであ

iOSとAndroidの"Divider"の線幅の違いと各社の対応

アプリやWebサイトをデザインする際に、情報をまとまりごとに線で区切ることがあります。リストの各項目を区切ったり、コンテンツをセクションごとに区切ったりする場合です。この区切り線は"Divider"と呼ばれます。 このDividerの線幅について、国内外のサービス各社の対応を調べてみました。 iOSとAndroidのDividerの線幅の違いiOSアプリのリストはSwiftUIで以下のように実装できます。 var body: some View { List { Se

マルチプロダクト戦略における「使いやすさ」の商品価値を確立する

こんにちは、プロダクトデザイン本部 ダイレクターのfumiya(@tyoys00)です。 社外に向けて記事を発信するのはだいぶお久しぶりになります。 皆さま、息災におすごしでしょうか? さて今回は「週間プロデザ by SmartHR」の一本目の記事として社内のプロダクトデザイナーに向けて執筆したドキュメントを公開します。 このドキュメントはマルチプロダクト戦略を取る事業においてプロダクトデザイン組織はどのように戦うべきかをアジテーション気味に執筆したものです。 マルチプロダ

noteに入って2年経ったデザイナーの話

noteに入社して、はや2年が経ちました。入社してからやっていることは日々目まぐるしく変化しています。 変化しすぎて「最近何してるの?」と聞かれた時答えにくくなってきたので、2年間何をしていたのかざっと書き出してみました。最近退職されたさわさんの記事をリスペクトしつつ… 色々なことをやらせてもらえて、毎期刺激的で面白いです。 プロダクトデザインここが私の主業務になります。noteのデザイナーは基本的にチームに一人で配属されるので、最初の3ヶ月間のオンボ期間?の後は基本的に