UIUX、ゲーム、グラフィック、コミュニケーション領域でお仕事しているデザイナー。 サウナとデザインが好きです

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爆速でAIアシスタント(β)をリリースするために、デザイナーがしたことのすベて

今日、noteの新機能として「AIアシスタント(β)」をリリースしました! このプロジェクトでわたしはデザイナーを担当したのですが、開発チームとしては4,5人ほど、発足から3週間、開発開始から2週間でリリースするという爆速プロジェクトで学びも多かったので、リリースのためにやったことをまとめてみます。 提案するまで(1週目)最初はまだAI機能を組み込むことが決まっていない時にお話をいただいて走りだしました。この頃はリリースの目処ももう少し先に立てていて、まずは「AI機能をno

    • 速さと透明性の高いデザインを両立させるためにやって良かったことリスト

      プロジェクトの中で、「スピード感を持ちながら、チーム全体に情報を共有していく」ことは重要ですが難易度の高いことです。でも、このようなデザイナーがいるとデザインと開発がスムーズに進むだけでなく、結果としてチーム全体の生産性も上がります。そうなりたいです。 この記事では、私が「速さと透明性の高いデザイン」を目指して実際に取り組んで良かった方法をまとめました。私自身まだ試行錯誤の途中な部分もありますが、参考になる部分があれば嬉しいです。 デザインや開発、要件について、考えている

      • noteタイムセール機能のデザイン舞台裏

        noteでは先日、タイムセール機能をリリースしました!販売期間を設定し、その期間中はお安く記事を販売できる機能です。 私はこちらの機能でデザインまわり全般を担当していました。今回はそのプロセスを残しておきたいと思います。 0. 何を作るか考える今回私は「どういう形態かまだ決まってないが、販促になりうる新しい販売設定を模索したい」といったまだふんわりした段階から担当しました。 ●他社調査でバリエーションを洗い出す まず、どんなセールがあり得るのか他社事例も加味しつつ洗い

        • デザイナーの3つの役割を、『Takramのプロダクトデザインとその裏側』を見て考えた話

          会期を大分すぎてしまいましたが、表参道で行われていた展示、『Takramのプロダクトデザインとその裏側』にいってきました。 https://designart.jp/designarttokyo2024/exhibitions/7783/ 展示内容は濃密で見応えがあった上(会期中3回通った)、4回のトークショーのうちの2回にも参加できました。展示物やインタビュー動画、トークの内容を通して自分の中でもデザインプロセスやプロダクトのデザインについて深めることができ、とても興味

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          「対話型鑑賞」を知って、作品の楽しみ方が広がった話

          先日、絵本の対話型鑑賞ワークショップに参加しました。 こちらのイベントで得た考え方が、今まで「デザイン寄りの展示ならわかるんだけど、アート系の展示の楽しみ方まだよくわからないな…」と思っていた私の鑑賞姿勢を変えてくれたので、レポを兼ねつつ考えたことをメモしておきたいと思います。 対話型鑑賞という手法は初めてでしたが、普段から友人たちと美術館に行ったり、YoutubeやMVを鑑賞したり、本を一緒に読むの好きだし、楽しそう〜と思い連絡して、参加させていただくことになりました。

          「対話型鑑賞」を知って、作品の楽しみ方が広がった話

        • 有志メンバーによるUXライティング向上。ひとつひとつの言葉で伝える「noteらしさ」への想い

          下書きを保存したとき、記事がオススメされたときーー。noteでは、下記のようなポップアップが表示されます。 現在、noteではUXライティングをさらに向上させるために、社内の有志メンバーが集まって行われている活動があります。その名も「UXライティングがんばり隊」。 この記事では、UXライティングがんばり隊のメンバーであるデザイナーの北島鮎さん、ユーザーコミュニケーション担当の金子智美さん、ディレクターの平野太一さんに取材。活動が始まった背景やUXライティングを大切にする理

          有志メンバーによるUXライティング向上。ひとつひとつの言葉で伝える「noteらしさ」への想い

          noteに入って2年経ったデザイナーの話

          noteに入社して、はや2年が経ちました。入社してからやっていることは日々目まぐるしく変化しています。 変化しすぎて「最近何してるの?」と聞かれた時答えにくくなってきたので、2年間何をしていたのかざっと書き出してみました。最近退職されたさわさんの記事をリスペクトしつつ… 色々なことをやらせてもらえて、毎期刺激的で面白いです。 プロダクトデザインここが私の主業務になります。noteのデザイナーは基本的にチームに一人で配属されるので、最初の3ヶ月間のオンボ期間?の後は基本的に

          noteに入って2年経ったデザイナーの話

          Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@に参加して「観察」を考えた話

          年明けにこちらの募集に応募して、2024年1月19日から3月28日までの間こちらのコミュニティに参加しました。Park@はまだ始まりたてのコミュニティで、わたしたちで2期目だそうです。 短い間でしたが、様々な業種、バックグラウンドの方々と議論でき、またゲストの皆さんの実践している三者三様の視点の「観察」について講義を聞いたり、グループワークや個人ワークで実践していくことができました。 せっかくなので学んだことをメモしておこうと思います。 三人のゲストの方の講義から学んだ

          Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@に参加して「観察」を考えた話

          コンビニを観察して、「らしさ」について考えてみた

          ここ直近2ヶ月間ほど、Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@の第2期に参加していました。 Park@では「観察」についてゲストの皆さんからお話を伺ったり、コミュニティのみんなと観察を行うことができとても有意義で贅沢な時間でした。 今回は、その最終課題として行ったものを記事として公開したいと思います。 なぜコンビニ?Park@2期の初回、私たちはまだよく観察について考えたことがないまま、班ごとに分かれ、「コンビニ」「銀行」「駅」について観察を行いました。私

          コンビニを観察して、「らしさ」について考えてみた

          AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

          今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

          AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

          CANON 6Dがちょうどよくておすすめな話

          最近、7年ほど使ったメインカメラ、Canon6Dから新しいカメラに新調しました。大学生の頃、中古B級品で6万ちょっとくらいで買ったカメラです。 当時の私にとっては大金で、元を取ろうとカメラで仕事を始めるきっかけになったり、日常生活でもたくさんの写真を撮ってきました。 6Dは扱いやすく手軽なフルサイズ入門機で、画素数2020万の非常に良いカメラです。他社のミラーレス高級機に乗り換えた時期もありましたが、3分の1ほどの値段のこちらに結局戻ってきました。 そしてなんとこのカメラ

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          noteデザインチームのみんなが買ってよかったもの2023

          年末ですね!私はこの時期増える、「買ってよかったもの」的コンテンツ、中でもクリエイティブ職の皆さんのこだわり溢れたプロダクト選びを拝見するのが好きです。 そこで今年も、弊社のデザインチームの皆さんの買ってよかったものを聞いて買ってよかったもの記事を書いてみました!去年に引き続き、こだわりの買ってよかったものが集まっています。 デスク周りまずはデスク周りです。みんなデスクワーク職なのもあり、買ってよかった商品が一番多く集まりました。中でもデスク周り関係のアイテムを多く出して

          noteデザインチームのみんなが買ってよかったもの2023

          心を健康に保つためのご自愛リスト

          今は元気なのでいろんなことをモリモリ考えられますが、落ち込んだ時新しいことを考えるのは私にとっては難しいことです。 そこで「元気な時に復帰方法をメモしておいて、必要になったらとりあえず実行する」ことにしています。 今回はレベル別に私の回復方法のメモをご紹介したいと思います。 Lv0. 忙しくても感じない、フロー状態の時こういう時、仕事は進みますが大抵あとから反動が来たり燃え尽きてしまったりします。このような時は仕事のペースを持続可能なペースにしつつ、ご自愛を心がけます。

          心を健康に保つためのご自愛リスト

          3つの展示を見て、「素材」を考えた話 〜ジョセフ・アルバースの授業展、Material, or展、TAKEO PAPER SHOW2023〜

          私は美術館や展示を見るのが好きなのですが、たまーに同時期に見た展示の感想が重なり、より思考が深まることがあります。今回はこの三つの展示でそれが起こり、個人的に興味深かったのでメモとして残しておきたいと思います。 またこの3つの展示はすでに終了したものですのでネタバレなどはないはずですが、気になる方は閲覧をお控えください。 ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室バウハウス初期の生徒であり、後に教鞭をとったジョセフ・アルバースの生涯をなぞりながら、アルバースが何を教えた

          3つの展示を見て、「素材」を考えた話 〜ジョセフ・アルバースの授業展、Material, or展、TAKEO PAPER SHOW2023〜

          デザイン史マニアがヨーロッパ近代デザインの史跡を巡ってきた旅行記

          先日、大学生の頃からずっと行きたかったヨーロッパに旅行してきました。ヨーロッパには、私の大好きなデザイン史において重要な史跡や、デザインミュージアムがあります。 最高の旅だったのでぜひご紹介したいのですが、私の1万字超えの興奮をよりお楽しみいただけるようデザイン史の語り、もとい布教から始めさせてください。 はじめに:デザイン史は人類の欲求の歴史デザインの歴史の起源とはなんでしょう?例えば縄文時代の衣服や石器はプロダクトデザインと言えるでしょうか。デザイン史の始まりは産業革

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          デザイン史マニアがヨーロッパ近代デザインの史跡を巡ってきた旅行記

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          テート美術館展 光 に行ったらデザイン史への理解も深まった話

          テート美術館展に行ってきました!最初に言いますがとてもとてもおすすめです。美術・デザイン史の流れが「光」という視覚に欠かせないテーマでとてもわかりやすくまとめられています。 アートを見に行ったつもりでしたが、思いの外デザインへの言及も多く学びが多かったので感想をまとめておきます。 また、引用した画像は全て展示公式ホームページで公開されているものです。 人の探究心すごい本展はテート美術館の作品の中から、光というテーマで作品を集めたものになります。おおまかに光をどう捉えたか、

          テート美術館展 光 に行ったらデザイン史への理解も深まった話