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看護師体験談~医師はわざと処方をしていないことがある~
元看護師yuuです!
今回は私が看護師のときに
インシデントを防ぎたいという思いや看護業務を優先した結果
医師の思いを汲み取れずに
やってしまったなーー!と思った事です。
その失敗から改善した時のポイントを書いています。
現場ではあるあるな事ですが
医師と連携するにあたって
スムーズに仕事を行うために
知っておきたい事なので
記事にしました!
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑬終
新型コロナウイルスと共存
それから新型コロナウイルスは何度も波を繰り返した。
祖母の最期には立ち会うことができなかった。
葬儀の人数も制限された。
しかし、数か月すると
ワクチンの開発が急速に進み
二類感染症から五類感染症となり
世間の人も何気ない会話で
「あーコロナに感染したわー。」と話すくらい感染者が珍しくない状況となった。
まだ完全ではないものの、各病院の面会制限は緩やかなものになり、
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑫
面会禁止
毎日の業務に疲弊していた頃
祖母が入院したと叔母から連絡があった。
祖母はここ数年、何度も入退院を繰り返したが
今回は厳しい状況であると説明を受けたそうだ。
(最期…会えるだろうか)
その頃の新型コロナウイルスの感染状況はやや落ち着いていた。
そのため、病院によっては時短での面会を許可しているところもあった。
「叔母さん、面会って制限あるの?」そう尋ねると
叔母は言い出しにくそう
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑪
重症患者対応
世間の感染の波が再び広がり
重症患者の割合が増え、常に感染症病棟の病室は満床の状態が続いた。
そして、ある時患者の受け入れ要請が来たのだが…
「え…?じ…人工呼吸器管理でAラインが入ってるような患者!?」
Aラインとは動脈ラインとも呼ばれるもので持続的な血圧のモニタリングや、頻回な動脈血採血などが必要な時に用いられるもので、動脈内にカテーテルを留置することだ。
主に手術室やI
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑩
深刻な人員不足
「あのー…そろそろ人増えないんですかね?」
「確か当初の話では感染状況を見ながら人員補充してもらえるって話だったと思うんですけど…」
と、単刀直入にスタッフ皆で病棟師長に確認した。
師長は険しい表情をしながら
「一応…全看護師に意向調査はしてあるんだけど…やはり移動してもいいと答える人はそんなに居なくて…でも、何とかするから。」
そう回答が来た。
それはそうだろうなと感じた
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑨
予想外の感染
「プルルルル…プルルルル…。」
感染が日々拡大していく中で
病棟の電話が鳴った。
近くにいた看護師が電話を受けると
「え⁉︎」と驚きの声をあげた。
思わずその声に作業を止めて振り返った。
電話を受けた看護師は
「何でそんなことに⁉︎とりあえず師長と方針をと話し合いますから!折り返しを待ってください!」と言って電話を切った。
何かあったな…と張り詰めた空気が漂った。
そして
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑧
少しずつ動き出す世の中
新型コロナウイルス感染者の波が少しずつ落ち着く中、感染拡大で打撃を受けた観光業への支援策としてGo To トラベルが始まっていた。
そのニュースを見て正直な感想は
(観光業界にとって朗報だけど私達には悲報かも知れない)
という事だった。
感染がまた拡大するとしか思えなかったからだ。
世間がGo To トラベルで旅行に活気付いても
さすがに旅行気分にはなれなかった。
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑦
感染拡大
Aさんの感染から間も無くしてあっという間に感染が広がっていた。
連日のように新型コロナウイルスに関する報道があり、オリンピックの延期も発表されていた。
ナースステーションの休憩室で食事をしながらそのニュースを黙って見ていた。
感染を少しでも防ぐために黙食が徹底されていたのだ。
(こんな世界情勢じゃオリンピックが延期になるのも当然か…
なんか、暗いニュースばかりで気が沈むな…。)
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑥
世間の反応
県内ニュースでは毎日何名の感染者が出ているか報道がされていた。
その頃には県内全域に新型コロナウイルスの患者が少しずつ広がっていた
この状況をみて、暫くは応援業務も中止となり患者対応の見直しに追われていた。
仕事を終えて帰宅すると
家の近くに
昔から顔見知りの近所の方が
集まって話していた。
私が「こんにちは」と笑顔で声をかけて会釈すると
近所の人達は驚いた表情を見せて
「こ、
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜⑤
陽性患者発生
それから毎日、感染症病棟での準備、他部所への応援とバタバタした日々を過ごした。
県内でも数人ではあるが患者発生の事例が報道された。
「ついに…新型コロナウイルスがこの県にも来たか…」
「まぁ遅かれ早かれこうなったよね。そのために準備してきた訳だし…」
と感染症病棟の皆でその報道を見ていた。
そして…数日後
私の勤務する病院にも
市から新型コロナウイルス感染症疑いの患者のPCR
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜④
全科受け入れ
その話は、ある日突然やってきた。
マニュアル作成をしながら病棟師長もその確認をしていた時のことだった。
「マニュアルのここだけど、何科を受け入れるかによって必要物品が変わるからそれを書き出したがいいね。手術とかで必要なものもある訳だし」
と言った師長の言葉に
皆が「ん??」といった困惑した表情になった。
師長は周囲の反応に
「え?何が変なこと言った?」と
驚いた表情をした。
感染症病棟〜新型コロナウイルスが変えたもの〜③
他部署への応援業務
幸いなことに、県内ですぐに感染者は発生しなかった。
その間に感染管理認定看護師に確認しながら、マニュアルの作成や手順の確認などに追われていた。
勤務時間を超過してもマニュアルなどを準備している私たちをみて
感染管理認定看護師はこう言った。
「みんなちょっとキリのいい所で作業を辞めてほしい。
感染対策として1日でも早く準備することは大切なんだけど…
それで体調を崩して免疫が