短歌 春を見送る
立夏を迎えました。
慌ただしく過ぎた春、
ちょっと季節がずれてしまいましたが、投稿しそびれていた短歌があったのでこちらに載せます。
30.
舞い落ちる 花びらを手に 閉じ込めて
願いをかけた 遠きあの春
花びらキャッチ、したことありますか?
舞い落ちる桜の花びらを掴んで(これ、けっこう難しいんですよ)、それに願い事をすると叶うかも・・というものです。
はらはらと舞い落ちる様子をみていたら、友達と手のひらパチパチさせて掴もうと挑んだ高校時代を思い出しました。遠き春の1ページです。
31.
我が宿は 薄紅の 牡丹花
春は駆けゆく 桜を追って
きれいに手入れされたガーデン、ふと見ると美しい牡丹にカエルがちょこんと居座っていました。まるで主です。
その様子が微笑ましかったので、カエルになった気分で詠んでみました。
32.
雅なる 時をしらせる 奈良の鐘
五つ六つ聴きつ 微睡む朝よ
昨年秋、奈良興福寺の近くに宿をとりました。
朝6時少し前に6回、雅に響いた梵鐘の音で目が覚めました。興福寺南円堂近くでお堂守さんが、毎日、朝・正午・夕と時をしらせているようです。
朝は苦手ですが、こんな優雅な目覚めなら毎朝6時に起きられるかも!と、ますます奈良好きになった出来事でした。
ここからは、森散歩の写真。
信州の初夏をおすそ分けします。
<お知らせ>
明日から一週間ほど、好きなことに集中するためにnoteをお休みします。
戻りましたら、またどうぞよろしくお願いいたします。
お気持ちありがとうございます。大切に使わせていただきます。