戻ったのは嬉しき悲劇

ママが
レスパイト帰りの反応の薄い状態から完全復活を遂げた。

食欲はあり、よく話し、表情も豊かで
反応の早い。

良かったね、が普通。
だけど元々のママは私の苦手な性分で、マグカップに炒飯や肉じゃがを入れる始末。

何かの中に何かを入れる、も一緒に復活した訳だ。

今日はトイレ失敗で朝から大変な事になり、それでも復活してるから自分第一主義の事を言う。

勘弁して欲しいと思うが、決して止むことはない。ならば、と植物に焦点を変更。

ハオルチアがまた分解してしまった
( ；∀；)こないだ根がたくさん出て喜んだのに、またジュレ化した。
お水あげてないのに、葉水でも根元に貯まったか、切なすぎて泣けてくる。

ハオルチア・キサンタゴールド
空中分解させてしまって、ごめんね
もう幾つ目だろう？

空気を回してもこうなった。
力不足で歪な形になったハオルチアを見ると申し訳なく思う。

植物たちもそろそろ、冬支度が必要らしい。今まで季節管理をするような植物と暮らして来なかった。
せいぜいベランダから室内への移動。

断水して休眠させるとか、葉を落としたらとか初めて知るようなことが書いてあって、これはなんというかわくわくもする。

炸裂したママは置いといて、全集中の私はまたYouTubeで学ぶ。
達人でもハオルチアのジュレ化はあるようで、達人でもなってしまうなら仕方ない。

日中は暑い位の日差し、日没後はひんやりより寒い風が吹いた。
季節は動いている。
動けない私はそれでも、前を向く。



動けなくてもがいていたけど、植物を眺めるようになって心の変化に気づいた。
生きようとする力、誰が見てなくても花を咲かせ、誰に知らせるでなく発芽する。




毎日はうんざりするような状態を見せたり、にんまりするような事象を広げてくるけどただ、私は私で居ればいいと感じた。



ハオルチアが別の多肉植物を羨んだり、ハオルチアであることを恥じたりしないように。

アメリカの大統領選でトランプ氏がハリス氏に勝った。女性大統領を見たかったが、また世界は変わるだろう。

世界も季節も変わっても、
ママは変わらない。
反応の薄いあの状態から戻ったのはとても喜ばしいことだけど、反面私には悲劇も含んでいる。

嬉しき悲劇、この先の行方を見守るのは私の悲しき喜劇になるかもしれない。

✳ヘッダー写真はフィロデンドロンバーキン

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