マガジンのカバー画像

みんなのノンマリライフ

27
みなさまからお寄せいただいた、おひとりさまのエッセイ集。だれかの想いや体験が、あなたの励みや支えになるかもしれません。あなたはどんなノンマリライフを過ごしていますか?
運営しているクリエイター

#独身女子

おひとりさま、京都で粋な出会い - おひとり時間の過ごし方

ひとりでふらりと京都観光に出かけるのが好きだ。そして帰る前に決まってお気に入りの老舗に立…

拍手を“される”側だけではなく、拍手を“送る”方も幸せなんだ - 結婚しない生き方

「お願いだから一度は結婚して」そう言うのは母だ。五人兄弟の中で唯一未婚は私。母は私に会う…

私のリュックには、素敵なものがたくさん詰まっている - 結婚しない生き方

結婚しない理由を聞かれ、しばし考えた。……余分だから?だって、私のリュックには必要な物が…

「不便がないから」を理由に停滞していた私の成長体験記 - おひとり時間の過ごし方

自動車教習所を卒業して以来、ずっとペーパードライバーだった。生まれも育ちも東京23区内。運…

「しあわせ」の4文字をかみしめる、至福のひとり旅 - おひとり時間の過ごし方

心と体の休養に、毎年必ず一人で旅をする。行くのは決まって島。ここ10年は毎年沖縄の離島を訪…

結婚目前に気づいた違和感。

遠距離恋愛をしていた彼と、結婚を前提に一緒に住むことになった。実家から新幹線とローカル線…

390円の小さな幸せ

仕事に疲れた日は自分の中で”何かテンションが上がるもの”を買って帰るという謎のマイルールがある。帰り際にお気に入りのパン屋で美味しいパンを買っていくこともあれば、本屋に足を伸ばして本屋独特の紙の匂いに包まれながら本を買うときもある。 この日の私は「コンビニに寄ってスイーツを買って帰る」だったので、バウムクーヘンと小さなプリンを買った。計390円。 * 20代中頃から、"いつ結婚するの?"というよくある親からのプレッシャーを浴びてきた。それは年を重ねるごとに重さが増してい

おかげさまで半世紀

気付いたらあと数年で、半世紀と言われる年齢になっていた。15年くらい前にバツイチというもの…

「おめでとう」を私に

人は人生で何度「おめでとう」と言われるのだろう。学生の頃は入学、卒業、受験、それにちょっ…

吾輩は未婚である。

吾輩は未婚である。名前はまだ変わらない。生まれてこのかた、恋愛をしたこともなければ、手す…

守るべきものがないこと

15歳ではじめて彼氏ができてから、ずっと恋愛依存型女子だった。彼氏と別れては次の彼氏を作り…

猫と天秤

自分が絶望的なほど恋愛に向いていないと自覚したのは19歳の頃だった。仲の良い異性の友人に告…

寂しいときは、血を採られにいこう。

今年の5月で30歳になる。未婚・パートナーなしで三十路を迎えることに焦りを感じさせる空気…

ひとりぼっちのジョーカー

幸運にも、いや、やはりこんなのは不幸なのだろうか。おそらく世間一般と比べ、私は結婚についてそれほど焦りを感じていない。二十代後半を過ぎ、三十代も終わりが見えても、残念ながらさして変わらない。 そんな私でも、独身であることに傷つき、とても悩んだことがある。あまりに悲しく、理不尽だと憤った。祖母のお葬式でのことだ。 祖母といっても実際には祖父の姉だが、実の祖母同様かそれ以上に私を可愛がってくれ、とてもお世話になった。そんな大切な人が亡くなっただけでも大きなダメージを受けていた