「不便がないから」を理由に停滞していた私の成長体験記 - おひとり時間の過ごし方
自動車教習所を卒業して以来、ずっとペーパードライバーだった。生まれも育ちも東京23区内。運転免許は取得したものの、車がなくても十分に暮らしていける。3分待てば電車は来るし、バスも充実している。駅前に出れば買えないものはない。わざわざ車なんかなくたっていいじゃないかと思っていた。暮らしに不便がなかったのだ。
だが、不便がないという理由は、人を停滞させる。不便がないからと言いながら実家暮らしのまま子供部屋おばさんと化した身として、それはもう痛切に感じている。せめて不便であれば、