上手くできたかよりも、どんな学びになったかという視点を持ちたい
19回目の投稿です。ことのはです。
私はカウンセラーになるために日々勉強をしているのですが、カウンセリングの練習をしている時、周りと比べる必要はないと分かっていても、今の自分の現状を知ると、落ち込んでしまいます。
これは「自分のできなかった部分ばかりを見てしまう」という癖があるからです。カウンセリングを学んでいると、自分自身と向き合うことが多いため、自分の癖や傾向を知る機会が多いと思います。
今回は、落ち込みやすい私が「できなかった部分ばかり見る」ことを改善するために、実践してみたことなどをお話します。
今日1日よかったことを3つ書く
まず、最近始めたのが「今日1日よかったこと」を書くことです。これは、本を読んで見つけたもので、できなかったことに意識が向いてしまう私にとって、視点を変えるいい練習になりました。自分のだめな部分を考えてしまい落ち込むことが多いので、ノートに書くだけで、今日1日悪いことばかり起きているわけではないと気づきをくれます。
私は「起床後」もしくは「寝る前」のどちらかに書いています。実際に始めてから1か月経ちましたが、今でもゆるーく続けられています。
周りとつながりを感じる
①自分ひとりだけではない
2つ目は、落ち込んでしまうと、私は視野が狭くなり偏った考え方になりやすいです。いいところ、よい面が見えなくなり、そんな状況になっていることさえ気づけません。周りの人が見えなくなり、自分ひとり取り残されているような感覚になります。周りと切り離されて、ひとりぼっちになったと思ってしまうのです。
そんな時は、周りとつながりを感じるようにしています。例えば、本を読んで著者の考えを知ったり、インタビュー記事を読んでその人も葛藤を持っていることを知ったり、好きな音楽を聴いて共感したり、今はネットがあるため、すぐに誰かと繋がりやすい時代になりました。
「私と同じだ」「私と似ている」「私と一緒だ」という感覚を持つことが大事だと思います。それだけで、ひとりぼっちという感覚が薄れます。殻に閉じこもるより、そんなつながりを見つけることもとても大切なスキルだと感じています。
②話しやすい相手に話してみる
周りに話しやすい人がいれば、その人に今の自分の気持ちを伝えてみるのも大切です。自分ひとりで抱え込むことは自分が苦しくなってしまいます。家族、友達、仕事仲間、行きつけの美容院の美容師さん、カウンセラーなどに話すだけでも気持ちが楽になります。
時間がかかってもいいから今の自分を受け止める
「できなかった自分を見れない」「今の現状を知るのが怖い」だから、逃げてしまう。でも、逃げてもいいのです。自分の好きなことや趣味、人に話すなどで自分の傷ついた心を癒すところから始めましょう。
大事なのはここから。ある程度、自分に元気を取り戻せたら、今の自分をまるまる受け止めることが必要です。ずっと逃げ続けるだけではなく、どこかでその問題に立ち向かわなくちゃいけない時はくると思います。悲しい、苦しい、逃げ出したい自分の気持ちを、そのまま受け止めてあげてください。今まで頑張り続けた自分を自分自身が認めることが大切です。
自分が勇気を持って挑戦したという事実
あることに挑戦した時、どうしても挑戦した結果や周りの評価ばかり気になってしまいますが「自分が勇気を持って挑戦した」という事実にスポットライトを当ててほしいです。このことをすぐ忘れてしまいます。勇気を持って一歩踏み出した自分に光を当てることで、違った側面から自分を見つめることができます。
結果がどうであれ、また立ち上がり挑戦することが大事だということ。自分の気持ちばかり見てしまうけど、逃げずに立ち向かった自分を見てほしいです。自分は当たり前に感じるかもしれないけど、それは当たり前なことじゃない。ちゃんと向き合っている証です。
もう一歩前に進めるように
挑戦してみて、学んだことを見つけて、また前に進めるように整えること。
会社員として働いていた時、そこが私はずっと不安定だなと感じていました。きっと自分の根本的な部分を見つめていかないと、これからどんな状況になったとしても「私はだめだ」とすぐ諦めたり、できなかった自分を見て責めてしまい落ち込むなど、自分がどんどん苦しくなってしまうと思いました。
だから、自分を見つめ直す時間をつくりました。自分の考え方や傾向を知って、前に進むための壁を低くできれば、自分の進みたい方向に真っすぐ歩けるのではないかと感じています。
カウンセラーになるためにはまだまだ練習が必要だけど、心理学の勉強は楽しいです。道は長いですが、そんな志を忘れなければ、きっとなりたい自分に近づけると信じています。
ことのはさら