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しがない大学生の一日、観た映画の記録。

午前5時30分、いつも通り起床し、準備をする。
7時少し前、家を出る。最寄り駅まで歩く。
駅に到着し、電車が運転を見合わせていることを知る。
しばらく待ったが、運行の再開にはまだ時間がかかりそうだったので登校断念。通勤通学のため、別ルートを模索する人や運行再開を待つ人に脱帽。雨が降っていた。

最寄り駅にいつもいる猫を探す。見つからず帰宅。
課題を少しやる。我に返る前に、言葉を返す。

ぼーっとしていたら午前は溶けた。

今日を生きるために映画を観ることにした。『海へ行くつもりじゃなかった』『かそけきサンカヨウ』『僕たちは変わらない朝を迎える』と、三本も観た。
一日での映画視聴本数、最高記録を更新した。
今こそ、noteに書き記すべきだと思い記事を書き始めた。ずっと不安定な文体で、地に足がついていない。
なかなか語れない文章も、それはそれでよいと開き直ることにしよう。

『海へ行くつもりじゃなかった』という映画を観た。偶然、それぞれに悩みを抱える二人の人生が交差した日のことが描かれていた。
映画は、人間を感じさせてくれるから良いよなと思った。各々が悩みを抱えて、自分の人生を生きている。そのことを改めて感じた。あと、女優さんがドタイプだった。

『かそけきサンカヨウ』も観た。
おかげで新しい言葉を知った。かそけきとは、今にも消えてしまいそうなほど、薄い、淡い、あるいは仄かな様子を表す語らしい。
サンカヨウは、小さな白い花を咲かせる山の植物。雨に濡れると花が透明になるんやって。すごくきれいやった。
曖昧さを残したままのエンドに、ぐっと引き込まれて、そうそうこれでいいのよなと思った。何もかも明確にしすぎることはない。
少しの間。エンディングテーマにはどんな楽曲が使われているんやろうと耳を澄ましていたら、崎山蒼志だった。崎山蒼志の≪幽けき≫。良すぎたな。

最後に見たのは、『僕たちは変わらない朝を迎える』。ひとくくりにして語るのは良くないけど、かつて恋人同士だった男女が出てくる映画でありがちなシーンがなくてよかった。(どんなシーン?っていうのは、読む人の想像力に任せます。)
いちいち行為に語らせるのはダサいし、無駄にそれを描く作品も多いから、よりこの作品の「描かない良さ」が際立ってた。好きでした。
藤井君のキャラも好きすぎたけど、たぶん危ないタイプやな。知らんけど。



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