すべき思考 (認知の歪み 10-8)
「ダイエットしてるんだって?」
「そうなの。今度の友人の結婚式の
二次会で、お気に入りの服を着たいから。
出逢いがあるかもしれないしね♪」
「そう、楽しみね」
「だから、今日もスイーツは無し
もちろんタピオカもよ」
「えー楽しみにしてたのにー」
「友達なんだから付き合ってよ
あなたもダイエットしたいって
言ってたじゃない!」
「そうだけど…なんか、あんまり
追い詰めても楽しくないし、
しんどくない?
たまには いいじゃない?」
「あなたは、いつだってそう
そんなんだからダメなのよ!!
決めたことは守らないと(怒)
いい?」
とにかく、自分にも他人にも
「〜すべき」
「〜でなければならない」
と、ルールを作って、
ルールを守らないことを
許せない思考パターン。
このような考え方を続けていると、
自分にも他人にも厳しくなり、
ルールが守られないと、
嫌悪感、怒り、失望、落ち込み、
などのネガティブ感情を抱く。
そして、
知らぬ間に窮屈になり、
日々の満足感も得られなくなる。
ーーー
フレデリック・パールズの
『ゲシュタルト療法』
ゲシュタルトとは
ドイツ語で
「かたち」「全体像」。
ゲシュタルトの
「真円」と「欠けた円」。
どちらに目が向くか、
不思議なもので、人間は、
足らないところや欠けた部分に
目が向くため「欠けた円」が気になる。
特に、完璧を目指し、
完璧でなければ満足が出来ない人は
出来ていないところが焦点化され、
出来ているところが見えない。
そして、
「欠けた円」を受け入れられない
常に「真円」を目指す
完璧主義に多いのが
「すべき思考」。
完璧を目指すために、
あれすべき、これすべき、こうすべき!
と自分を追い詰めていく。
他人を追い詰めていく。
完璧でなければ気が済まない。
落ち着かない。きちきちきっちり。
それが悪い訳ではないけれど、
生活に支障をきたすようになったら
問題かも知れません。
(苦笑)
面白いもので
真面目な人に多いため
「なるほど、すべき思考は注意が必要だ。
“すべき”と思わないように“すべき”だな」
と、すべき思考を真っしぐら。
(苦笑)
いいんじゃないかな、
べきでも、べきじゃなくても。
大切なことは、自分も周りも、
気持ちよく過ごせることかもね。
(微笑)
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