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「しっかり息を吐く」を養生の軸にするワケ
こんにちは。
養生担当“ のぶ ”こと千葉宣貴です。
当月も宜しくお願い申し上げます。
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はじめに
前回はあらためて養生を考え直しました。
色々な変化がある世の中に心身を適応させていくのですから、考え方と行動をアップデートしていきたいですよね。
それでも反対に不変の軸は必要です。
その軸に【きほんの呼吸®】を紹介しました。
今回はきほんの呼吸®を軸にするメリットをお伝えします。
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呼吸のキホン
「きほんの呼吸®って特殊・スペシャルな呼吸なの⁉」
と思うかもしれませんが違います。
きほんの呼吸®のキホンは
「横隔膜を上下させて、吸って吐く」こと
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ご覧の通り横隔膜は胸・肋骨や胸・腰椎、大腰筋等の筋、肺や肝臓、胃の臓腑と多くと隣接し、影響をあたえあっています。
しかし現代人は横隔膜がしっかりと動ける位置にありません。
多くの代償運動を駆使しながら無意識に必死な呼吸をしています。
それでは隣接する方たちは窮屈ですし気持ちよくうごけないですよね。
その不満が不調につながるのです。
<制限となる骨や筋>
・鎖骨・肩甲骨・胸筋群・広背筋
・腹筋群・頚部の筋群 etc...
すると首肩コリや痛み、頭痛や腰痛などの慢性的な症状を引き起こしやすい状態に。
日々の呼吸がこれだけカラダのお悩みのモトにあるんです。
だからこそ呼吸を改善して本来のジブンに戻すこと。
呼吸でもっと快適に体が動かしやすくなったり、疲れにくくなったりするならそれに越したことはないですよね。
つまり呼吸を見直すことは仕事やスポーツのパフォーマンスがあがり、求める結果や人生の近道になります。
それらの理由から私は養生やセルフマネジメントの軸として「きほんの呼吸®」を推奨します。
現代人の呼吸
わたしは現代人の多くが呼吸に問題を抱えていると考えています。
なぜならイビキや睡眠時無呼吸症候群等の睡眠トラブル、姿勢不良による慢性的な肩コリ・腰痛は”呼吸の質”に依存しているからです。
具体的には息の”吸いすぎ”に陥り、そこから抜け出せない状態。
きほんの呼吸®はその状態から脱却することを目指します。
きほんの呼吸®とは
『「呼吸力」こそが人生最強の武器である』の著者、大貫崇氏は本書で
この本でお伝えするのは、特別な呼吸ではありません。
とっておきの、”ただの呼吸”です。
ちょっと種明かしをすれば、赤ちゃんや子どもだったときにしていた呼吸を取り戻すだけです。
と述べています。
つまり現代人の多くは”ただの呼吸”すらできていないがために心身のエラーを引き起こしてしまっているということです。
呼吸を学ぶ時代に突入
前述したとおり、ただの呼吸すらできない我々現代人。
忘れてしまったソレを取り戻すことが必要になってしまいました。
呼吸は無意識に1日約2万回くりかえすなんてことない動作です。
ソレを取り戻す過程で様々な''気づき''や''奥深さ''があると思いますが、単純に「心身がラク!」と感じることができればOK
「病は気から」の言う通り
それだけで養生の軸が定まります!
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