【詞】寡黙
椅子に座って
影に答えられない
一日の寡黙と夜が交差するライン
椅子に座って
道を下っていくような勘と浮き立つ憂い
果実を捻り、ソーダに乗せ
交流する嘘
いつものように答えられない
あの葉の雫と鬱屈が対比して見えてくる
Fade-inして、次の曲から
聞き馴染んだ彼は誰時
何もかもの寡黙で
言葉が浮かばない空白
思考が迷い込んでは、Fade-out！
暇つぶしに夜を指折り数え
浮かんでくるものが答え
途端に落ち着く気象と
紙の中に夢見がちな自分の
凍てつく路地の石を題に
歌ったのは先の朝のこと
椅子に座った孤独に答えようとする
いつものように答えられない
あの葉の雫と鬱屈は対比して見えてくる
Fade-inして、次の曲から
聞き馴染んだ彼は誰時
孔雀みたく大きい羽で
包み込みたい幾つもの確立
目が覚める頃に差しかかる海が
すぐ側の合図を
椅子に座って、
影に答えられない
すらすら勘と浮き立つ憂い
すらすら勘と浮き立つ憂い
全体的にミステリアスな文章になったと思いました
fade-in、fade-outと普段はあまり使わない英単語を用いた箇所もあります
最後の"すらすら勘と浮き立つ憂い"は
語感が良いと思いました
こちらは先日投稿した"プレリュード"という詞と同じく
ペトロールズというバンドの歌詞から影響を受けています
今回の詞は、特にこちらの"エイシア"という曲からイメージが出来ました
最近投稿した詞はこちらから！