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【詞】表現

表現が続くのなら
いつも、いつも続けていきたい
電気の奥底に
左手で描いていく憂鬱
足下、鉛筆で川を流したら
何かになれる怪物が
きっと、きっと迫ってくるのです

晴れの草木にときめく僕は
不思議なことで人はいつしか忘れてしまう
そう思うと羽根のように空を泳ぎたい
フクロウの目のその奥に見つめられる僕は
そう思うと


表現が続くのなら
いつも、いつも続けていきたい
宵闇を縫うように
左手が隠しだす憂鬱
浅い眠りの橋を渡ったら
何かを過ぎる怪物が
きっと、きっと言葉巧みに言うのです

舟を漕いだ綿で出来た夢の間取りで
不思議なことで人はいつしか忘れてしまう
そう思うと勾配の思考は赤く
リンゴのように跳ねては跳ねてを繰り返す嘘

晴れの草木にときめく僕は
不思議なことで人はいつしか忘れてしまう
そう思うと羽根のように空を泳ぎたい
フクロウの目のその奥に見つめられる僕は
そう思うと



詞の新作です
かなり前に作った詞になります

こちらは文章全体を通して、視点が次々と移り変わっていくといったイメージで作っています

例としては

晴れの草木にときめく僕は

不思議なことで人はいつしか忘れてしまう

そう思うと羽根のように空を泳ぎたい

と、ここだけでも場面転換が3度くらいあるように思います
こうしたギリギリ次の文章と意味が繋がるような詞にしてみたいと出来ました

"左手"という言葉が出てきますが、これは自分の利き手なので、入れています


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