【詞】marine
未来の宿る水をずっと比喩にして伝えていた
夏 何気なく通り過ぎた 路次の石に眠る物
家の上の雲ほどに遠い世界を夢みてた
それは多分 どこまでも想像できる物だろう
夏になれば笑うことをさ
教室の左側 形にして書いていた
夏になるも悲しいことはさ
砂浜から紛らわしたく
海を見ていた
あの話やこの話を話せる距離だけね
昔には戻れないと砂を掴んだ
marine 底のない渦を
いつも巻いているだろ
marine 雲のない夜も
漂う幻だろ
潜れば潜るほど広がっていく海底に
星の履歴を隠している 模る
淡い 泡の静けさの中
不確か 手繰る 糸でいっそ
手にしてみたいミラクル
点線になる 海にとけこむ
夏になれば見えるものをさ
教室の左から 窓の外を指していた
夏になるも見えないものはさ
波際から紛らわしたく
海に来たんだ
あの話やこの話を話せる距離だけね
昔には戻ることない 空を見つめた
marine いつも 雲のない夜も
眺めれば どこまでも
浮かんでいる 模る 淡い
星空の中 走ればいっそ
手にしてみたいパラレル
点で色づく 向けるカーソル
昔には戻ることなく 今を開いた
淡い 泡の静けさの中
不確か 手繰る 糸でいっそ
手にしてみたいミラクル
点線になる 海にとけこむ
2日連続で詞の新作になります
タイトル通り、"海"がテーマです
"教室の左側" というのは、左側に窓があり、曇った窓に絵や文字を書いているイメージです
"手にしてみたいパラレル 点で色づく 向けるカーソル" の部分は、リズミカルで口にしたくなりますね
見出し画像は、良い感じの木漏れ日が差していたので、撮って、そのまま設定しました
「marine」というタイトルもあり、爽やかで透明感のある詞だと思いました
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