【詞】雨の轍
雨の轍消えた此処で
かの日の紅
忘れられないくらいの銀世界の虹
思い出した
君の話一つ聞かせて
嘘でもいいから
君の顔浮かび出した
アスファルトに立つ
ごめんね、そこで言葉の渦に
僕は回って夜な夜などこか
遠くの朝の踊る薫り
そこに居るからそこに居るから
カーテンの前で蹲る僕が重なる地平
君の話一つおしえて
日常の朝
雨の轍消えた此処で
かの日の儚い
忘れられないくらいの空を
思い出した
僕の話いつの間に翳り
本当の間
君の顔浮かび出した
雨上がりに立つ
ごめんね、そこで言葉の渦に
僕は回って夜な夜などこか
遠くの朝の踊る薫り
そこに居るからそこに居るから
カーテンの前で蹲る僕が重なる地平
灰色の壁の向こう
日常の朝
雨の轍消えた此処で
かの日の紅
雨の轍消えた此処で
かの日の儚い
雨の轍消えた此処で
かの日の紅
雨の轍消えた此処で
かの日の儚い
詩集"あのひと" より
同じ形の文章が2回続く詞になっていますね
全体的に言葉のリズム感を意識して作りました
"カーテンの前で蹲る僕が重なる地平"
ここが特にリズム感があるように思います
「雨の轍」というのは、雨上がりに見られる地面の雨の跡みたいなイメージです
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