【詞】ボイル
そうだった 物語の初めの原動力は
独りだったことに由来していたんだ
感情で出来た山をいくら登り詰めても
最初から最後まで独りで居たかったんだ
ノートの行間に宿る 凍てつく言葉を
繰り返し 繰り返し なぞり
そこに浮かべる 僕の舟
朝焼けが髪に馴染む
静かな 静かな 冒険譚を
胸に秘め 胸に秘め 生きる
遠くに釣り糸を投げる
そして ずっと鳴いてる鳥が居たから
話をしたんだ
世界のあらゆるを見尽くして
やがて此処に帰ってくるんだ
初まりも終わりも無いほど
展開する空洞へ
初まりも終わりも無いほど
創作する空洞へ
詞の新作です
タイトルは、サカナクションの同タイトルの「ボイル」に由来しています
自分の詞は、"一人"をテーマにしていることが多いので、はじまりの文章は、これまでの創作の総括になっているようにも思います
"そうだ ずっと鳴いてる鳥が 〜" の文章が、この詞の一番盛り上がる部分だと思っています
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