シェア
の
2023年10月29日 19:30
その僅かに比喩じゃない波打ち際で僕たちは何を語って、何を感じて、海に見とれていたのだろう幸せというのは確かなものでこれからだってそう夕日の幕が下りるその波打ち際で僕たちは何かを語って、何かを感じて、海をながめていたのだろう水平線に霞むくらい羽ばたく鳥もこれからだってそう伝えたいことは、脈絡は、ずっとずっと比喩の中で気付いてほしい 気付いてほしくない 果たしてどっちなの
2023年10月28日 21:01
一人はいやだそこで寂しい空気の塵を掴もうとした一人はいやだ自由なはずの空に嘆いた 空に嘆いた海の上 浮かぶ月錆びた言葉 錆びた侭ゆれた轟音の夜 目にした光は鯨の様に過ぎていった飾らない感情を ぎこちない喜びを帰り道の川の流れのような寂しさから目が覚めたら ここは楽園だよ存分に遊びなよ 夢心地の青の中思い出の繭を破った僕は面影と踊る事柄の到達点は光に満ち溢れていた水
2023年10月24日 19:31
目が覚めたらいつもと変わらない日々が流れ出す光をこねる草木ととぼとぼ髪を靡かせた僕の生活が歌い出す波間のように上下に沿う山並みもずっとその侭だ昨日の入道雲とすれ違ったさっぱりした空模様動物みたいな雲も見られる僕は無気力にも歩くぎこちない喜びも手にしながら空気の踊るようなギターの音が響く街を歩けば継ぎ接ぎな言葉でも僕は思い入れと秋を歌うこの季節の温もりのために火を
2023年10月23日 19:30
本当に思っていることはあえて言わなくていいよ知らないことの一つや二つ、あってもいいから眠れない方角に石を飛ばしてわすれてしまおう砂漠みたいに朽ち果てた僕だけの頭の中獣みたいな声が唸る夜、宛ての無い暗闇を蠟燭だけで突き抜ける為の知恵を捻り出している"そこには何も無い"でも宛ての無い暗闇を突っ立っているだけの理由はいくらもある夢の中の自由さで喧噪の真ん中に光が浮かべば、怖い
2023年10月14日 19:31
靴も無く どこか行きたそう猫の気持ちで見上げた朝は優しい心 優しい命を込めたちいさな夜月、夜月自分の外でそよぐ言葉の最先端目指して歩く 閑静な街君のこともわすれていないよきっと遠くどこかで見ていて目覚めはいい 何も怖くない服を重ね着したら 暖かい水色の空 何も浮かばないそれは何だか自然体“どうか今日も晴れていますよう”羽ばたく鳥の空に祈る鬱蒼とした夜を超えたらど
2023年10月4日 19:31
猫を見る波止場-2詩集 "りんかく" から詞を2篇投稿しました。"波止場"は2と付いていますがこちらは1もあります。最近投稿した詞はこちらから!