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「お金で買えない幸せ」から考える「お金の役割」

「幸せはお金では買えない?」
「お金があれば幸せなのか?」

子供が産まれてから、それまであまり気にしてこなかった「お金のこと」について考えることが多くなった。

その結果、お金に対しての考え方が少し変わってきた。
以前は「好きなことをするために必要」という感じだったが、今は「好きなことをするのを邪魔するモノを取り除くために必要」と考えるようになった。


よく言われている事だが、日本の学校教育ではお金について考える時間が非常に少ない。

その一方で詐欺やら脱税やらとお金に対しての悪いイメージが付くようなニュースをよく目にする。

これではお金について話す機会が減るのも仕方がないと思う。

私自身、今もお金の話をするのは得意ではないが自分や家族のためには必要な知識だと考えるようになった。


お金について勉強すると必ずと言っていいほど目にする言葉が「お金では買えない幸せがある」だ。

もちろんその言葉には大いに賛同する。
家族や友人と過ごす時間、新しい経験をすることで得られる幸せはお金で買えるモノではないだろう。

だからといって、これが「お金を稼ぐことを考えたり話したりするのは良くない」につながると話が変わる。

確かに「お金があればいい」という考え方には賛否両論あるだろう。

しかし「お金があれば多くの悩み事は解決できる」ということに異論を唱える人はまずいないのではないだろうか?


もう一度お金で買えない幸せについて考えてみる。
「家族や友人と過ごす時間や、新しい経験をすることで得られる幸せ」
やはり、この幸せそのものをお金で買うことは出来ないだろう。
しかし、その時間や経験を得ることを阻害している問題はお金があれば解決できるのではないだろうか?

例えば、仕事に忙殺されて「家族や友人と過ごす」時間を取れないこともあるだろう。ならその仕事をする必要がないだけのお金があれば、時間の確保には苦労しなくなる。

旅費や手続きの難しさから「多くの人や文化と出会う経験」をするための海外旅行を踏み止まることもあるかもしれない。これも手続き代行を含めてお金があれば対応できる。

要するに、時間や経験から得られる感動はお金では買えない。だがその感動を得るための障害を取り除くためにお金が役に立つ。

これこそがお金がの役割だと考えるようになると、自然とお金に対する向き合い方も変わってきた。

当たり前と言えば当たり前だが、意外と忘れがちな点かなと思う。

お金について考える機会が少ないと、どうしても話題にすることも難しくなる。

特に子供とは少しでも気軽に話せるように、お金との向き合い方を一緒に考えていきたいと思う。

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