涼をもたらす日々のおかずたち
本日は、短い記事です。
梅雨が開けてからというもの、急に陽射しがきつくなって、蒸し暑さに体がついていけないような毎日が続きました。そんな時、朝ごはんに作っておいてとても助かったのが、このふたつのおかずでした。
きざみ野菜のだし風
おなじみ、山形のだし。
わが家のものは、きゅうり、なす、長いも、オクラ、みょうがが主な具材です。味つけはとてもシンプルで、塩もみして水けをしぼったきゅうりとなすに、ほかの野菜をあわせて生醤油とかつおぶしであえるだけ。
今や夏場の定番おかずとなった「だし」は、本当にさまざまなレシピを見かけるのでいろいろ試してはみたのですが、結局いちばん野菜の味わいをじっくり楽しめるこれに落ち着きました。
朝起きてすでに暑い!という日に食べると、体にこもった熱がとれて、本当に美味しく感じますよね。
紫キャベツのマリネ
こちらも、わざわざご紹介するまでもない、この季節の定番。
紫キャベツというと冬野菜のイメージがありますが、毎年この時期にも店頭で見かけます。ビタミン豊富で抗酸化作用も期待されますし、見た目にも色鮮やか、暑さに疲れた心と体にはまさにもってこいの野菜です。
この紫キャベツ、わが家では少しこだわりがあって、塩もみをする時に、「できるだけ少ない塩でいかにちょうどよい歯ごたえに仕上げるか」というのが毎度の挑戦となっています。
ひとつには、小さい子どもも食べるので(それも大好きで、もはや抱えて食べそうな勢いなので)、塩分はできるだけ控えたいから。もうひとつには、多めの塩でもんでしまうと紫キャベツの風味がやや薄まってしまう気がするからです。
理想は、少なめの塩で、時間をかけて塩もみすること。そうすると、紫キャベツの食感はしっかり、でも塩がなじんで本当に美味しくできる気がします。
こちらはさらに、千切りみょうがを加えたバージョン。
みょうがと甘酢はよく合いますし、塩もみした紫キャベツの食感とみょうがのシャキシャキ感もばつぐんの相性です。
なによりみょうがのよい香りが全体にまわって、ひと味ちがったごちそう感が醸し出されます。この時期の箸休めにはとてもおすすめです。
野菜の栄養をたっぷりいただける、こうした生野菜のおかずは、厳しい暑さで体に負担のかかるこれからの季節にピッタリですね。
ひんやり冷やしていただくと、その鮮烈な味わいに、心も体もスッキリ目覚めるような想いがします。
ちょうど夏野菜の美味しくなる時期、上手に食卓にとり入れながら体調を整えていきたいですね。