「片田珠美著・他人をコントロールせずにはいられない人」読破感想。
あなたは今、何かに悩んでいますか
・自分に自信がない
・何をするにもおっくう
・眠れずに体調も悪くなった
悩みを抱えていると
この様な症状が出てくることもありますし、
そうでなくても不安になって
毎日憂鬱になってしまうでしょう。
世間では悩みを抱えている時
「相談出来る相手がいるとよい」
と言われています。
ですがちょっと待ってください、
あなたが相談している、
或いはしようとしている人、
本当に大丈夫ですか……
もしかするとその人は
思いやっているふりをして
あなたを操作しているかも知れませんよ。
「え、どういうこと!?」
もし上記の疑問を持たれたのなら
今日紹介する本を読むべきです↓
「片田珠美著 他人をコントロールせずにはいられない人」
中々衝撃的なタイトルですね。
著者の片田珠美さんについては
以前別の著書をレビューした時に
解説していますので
下のリンク先を参考にして下さい。
本の内容について
ではここから本の内容について
解説していきます。
まず最初に片田さんは
ご自身が参考にした文献から
他者を思い通りにしようとする人を
「マニピュレーター」
と呼ぶことを述べ、
更に定義として
「人を追い詰めて操り、
支配しようとする上、
潜在的な攻撃性が強い」
と述べています。
なので今回の感想でも
まず上記の事を覚えておいて下さい。
以上を前書きとして
・身近にいるマニピュレーターの事例
・犯行の手口について
・マニピュレーターの動機
・標的にされてしまう人
・どうしてマニピュレーターが生まれるのか
・対処法について
以上の順番で述べられています。
それぞれの章をより詳しく見ていくと
・第一章ではマニピュレーターは
家族、職場、隣人など
いたるところに潜んでいると述べています。
・二章は犯行の手口として
被害者ぶる、当てこすりをする、
トラブルを捏造する等、
巧妙な手段を解説されていました。
・第三章で明かされている行動の理由は
得する、支配欲求を満たす、
他者を道具としか見ていない等があります。
・四章の標的にされてしまう人は
自信がない、他者を喜ばせたい、
人を信じやすい、波風を立てたくない等が
理由として上げられていました。
・五章で解説されているのは
マニピュレーターが生まれる背景として
自己愛と社会構造があると言うことです。
・最後に述べられている
マニピュレーターの対処法は
面倒な人間になることで
距離を置くのが一番であるとの事。
内容だけでも
マニピュレーターについての
あらゆる情報が盛り込まれていますね。
私の感想
では私の感想ですが
「マニピュレーターについての
様々な情報が盛り込まれており、
一冊だけでも十分に
脅威であると思った。
しかし一方で
人を見たらマニュピレーターと思えと
述べているのに、対処法として
信頼関係が大事というのは矛盾しているのでは?」
と言うものになります。
もちろん既に強い信頼関係を築けている人を
あえて疑う必要はありませんが、
そうではない場合は常に疑っておく位が
身を守るにはちょうどいいのでは?
そう思わずにはいられませんでした。
記事の冒頭で述べた
悩みを抱えているときほど
これは特に重要になります。
悩んでいる時は
精神的に弱っていますし、
マニピュレーターは味方のフリをして
接近してくることもあるからです。
上記の問題を防ぐためには
以前私が紹介した動画で言われていたように
「悩みの相談は基本専門家に行い、
その上でカウンセリングを録音しておいて、
万が一の際に責任を追求できるようにしておく」
というのがベストだと思います。
なお、録音して万が一に備えておくのは
マニピュレーターに対する有効な対抗策であると
本書においても述べられています。
まあ、以前感想を述べた
細谷功氏の著書を解説した時にも述べましたが
「そもそも100中99のコミュニケーションは
伝わらないので無駄」
だと考えれば、
そもそもコミュニケーションを
取ろうとしなければ
マニピュレーターと関わることも無いのですが。
逆に言うと人と積極的に関わろうとすると
マニュピレーターと遭遇するリスクも
比例して高くなってしまいますね。
身も蓋もない回答になってしまいますが
「他者と必要以上に関わらない」
これがマニピュレーターに対する
最大の防衛策ではないかと思います。
以上を踏まえますと
あなたがもし、
・身近にいる人に違和感を覚えている
・いいように利用されてしまうことが多い
・現在悩みを抱えている
このように思っているのであれば
ぜひ本書を手にとって読むべきです。
まとめ
日常演舞の読書感想、本日は
「片田珠美著、
他人をコントロールせずにはいられない人」を
読んでみました。
明日またお会いしましょう!!
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