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#夢
エジプト出身の研究家が日本中世文学の「夢」とアラブ世界の「夢」を比較した論文の精度が凄まじい!!
偶然見つけた本なのですが、まさに、引き込まれた。名著と言っていい!
日本の古典、特に日記文学や藤原定家の和歌、九条兼実の『玉葉』等を中心に、
日本の中世人がどのように「夢と現実」を考えていたのか、に迫る、ものすごく興味深い本。
夢、というテーマに取り憑かれている私にピッタリの本だった。
だが何よりも驚きなのは、著者のカラム・ハリールという方が、
エジプトから日本文化研究のために来日してい