ニッカルの小野寺さんかく

わたしは、アルミ汎用材の在庫販売、非鉄金属の素材の提案販売、加工(試作から量産)までを…

ニッカルの小野寺さんかく

わたしは、アルミ汎用材の在庫販売、非鉄金属の素材の提案販売、加工(試作から量産)までを行う 大田区東糀谷(羽田空港のすぐ近く)に営業本部及び倉庫を持つ一次問屋、で働いているおじさんです。 おじさんにもかかわらず、アルミの相場や価格に関する情報発信にも、日々チャレンジしています!

最近の記事

日本国内アルミ価格、限界超えまであとわずか【2021年11月】

銅・ロンドン金属取引所3ヶ月先物価格は 前週の1万ドル/t台から割って9,600ドル/t台を推移しています。 LMEアルミ3Mはついに8週間ぶりの安値。 10月28日は【$2,733.0/t】でした。 中国政府は高騰する石炭価格への介入を表明。それによって 市場価格は10%の値幅制限の下限まで下落し、 銅相場、アルミ相場のブレーキとして役割を果たした模様です。 ただ、中国での経済不安は金属相場にも影響大きく、 世界シェア半分を占める、銅についても如実にその影響を 及ぼす

    • アルミ価格、右肩上がり。のびる気満々で上昇中。【2021年10月】

      銅は一ヵ月ぶりの安値が続いています。 中国での経済不安は金属相場にも影響大きく、世界シェア半分を占める 銅についても如実にその影響を及ぼしている模様です。 現在は不動産大手の過剰債務問題だけでなく、電力不足による景気悪化 懸念も起きていて、銅需要と相場が共に軟調で続いています。 ロンドン金属取引所アルミ3ヶ月先物価格は、高値を維持。 変わらず【$3,000.0/t】台を維持しています。 電力問題はアルミに関しても深刻に影響を及ぼしています。 アルミ精錬所は中国電力消費全体

      • 止められない止まらない!アルミ値上がり?こちら無料の地金メルマガ【2021年秋】

        銅相場急落後、中国の恒大集団が国内社債利払い履行する方針を 示したことで世界経済打撃和らぐとの見方が広がり、回復しましたね。 ロンドン金属取引所銅3ヶ月先物取引価格、$9,000/t台を推移。 8月以降もじわじわ値上がりを続けているLMEアルミ3Mは、 前週と大きく変わりなく9月30日【$2,867.0/t】でした。 ここにきてさらに、中国のマグネシウム、シリコンの供給不安が浮上。 マグネシウムは7割以上、シリコン6割以上、中国での生産が 世界シェアを占めています。 日本で

        • アルミ価格、とりあえず限界まで上昇。その後は…【2021年8月】

          銅は中国経済の減速懸念と米国中央銀行の金融政策への警戒感から ロンドン金属取引所(LME)銅3ヶ月先物価格$9,000/t台を推移。 対して、LMEアルミ3Mは$2,500/t台を維持。 世界のアルミ需要5割を占める中国、その南部での脱炭素対応での 電力供給制限から生産減少による需給引き締まりが意識され、 高止まりが続いています。 7月から日本国内市販価格も値上がりしたアルミニウムですが、 このところの高止まりを受けて、秋口にまた30円/kgほど 値上がりしそうな模様です

        日本国内アルミ価格、限界超えまであとわずか【2021年11月】

          水害は冗談抜きで怖い!アルミ相場はどうなる?【2021年7月その3】

          銅相場は狭いレンジでの値動きのまま。 ロンドン金属取引所(LME)銅3ヶ月先物価格は前週に引き続き $9,300~9,400/t台を推移。上値が重い状態です。 中国の4-6月GDP発表値は市場予測より下回り、景気対策への 期待感も高まっている中、銅相場、横ばいままでした。 FRBパウエル議長の姿勢から、米国の金融緩和早期縮小警戒感 は後退。 LMEアルミ3Mも大きな変動なく、7月22日【$2,462.5/t】 高値圏を保っています。 気になるのは天災。世界中でも水害が

          水害は冗談抜きで怖い!アルミ相場はどうなる?【2021年7月その3】

          アルミ価格UPするか!しないか!森のくまさん状態【2021年7月その1】

          中国で非鉄金属輸出物に価格統制がはたらいている模様。 先月頃からちらほらと話題になっておりました。 また、ロシアでも輸出する銅・アルミに関税をかけるとの方針が 打ち出され、アルミ精錬大手ルサールなどから、 アルミ地金輸入総量のうちの15%を頼っているそうですから、 この先のアルミ材料価格も おのずと上がっていきそうな気配がしております。 米国雇用統計好調も、FRB早期利下げの気配は濃厚ではないため ドル高も続き、今のところは金属相場値崩れの動きなども見られません。 7月か

          アルミ価格UPするか!しないか!森のくまさん状態【2021年7月その1】

          アルミ価格UP直前! さぁ、審判の時【2021年6月その2】

          銅相場、LME3M、5月にマークした最高値、1万ドル/トン越えから ひと段落して、現在のトレンドは下向きですね。 アルミは若干値下がるも、2,400ドル/トン近辺を維持していて、 いつもの定番である銅価格変動につられるような値動きから、 今回なぜか独立した動きを取っているようにも見えます。 中国の価格統制方針やG7きっかけで明確になった米国を中心とする 西側諸国と中国との対立が、経済全体にそして金属相場にも影響を 及ぼしたことでの価格変動模様です。 日本国内ではオリンピ

          アルミ価格UP直前! さぁ、審判の時【2021年6月その2】

          おとなしいのは、いまのうち?どうなるアルミ価格?【2021年6月その1】

          銅相場は一時、LME3M1万ドル/トンを越え最高値となりましたが、 その後中国の実需の乏しさなどを背景に、割り込んで伸び悩んでいます。 今回珍しく、アルミは銅の変動に伴わず 引き続き2,500ドル/トン近辺を保っています。 いよいよ6月に入り、7月からの日本国内アルミ店売り価格も 見えてきました。 ここ10年では最高の320円/kg。 現行よりも+40円もの値上がりです。 オリンピックはどうなるか、国内ワクチン接種11月完了目標、 その前の経済復調を反映してのテーパリン

          おとなしいのは、いまのうち?どうなるアルミ価格?【2021年6月その1】

          THE強気相場、どうなるアルミ価格?【2021年5月その1】

          銅相場、LME3Mいよいよ1万ドル/トンを越えてきましたね。 アルミも依然として2,500ドル/トン近辺を保っています。 米大統領は、コロナワクチン特許の一時放棄指示や、 7月までに米国内成人の7割にワクチン接種完了を目指すなど、 精力的な発言をされてますね。 依然厳しい感染状況であっても、強気な姿勢を崩さないムードからか 株価や材料相場も大方の予想のテーパリングに差し掛からず まだまだ価格を伸ばしてきています。 この相場を反映して 6月からのアルミ価格もさらに一段上昇

          THE強気相場、どうなるアルミ価格?【2021年5月その1】

          相場も人生も上々だ?アルミ相場(2021年4月その2)

          2021年4月から、30円/kgアップでスタートしたアルミ地金。 コロナ感染者増加の中でも、各国の株高とドル安の追い風で 銅は再びの上昇。アルミも継続して上がっています。 この流れ、来月までもおおよそ続きそうで、 どうやら次のアルミ地金価格も上昇に働くまでつながりそうな 模様です。 6月まではアルミ、現行相場での購入可能。先高観もあるので まとまった材料調達には今のうちかもしれません。 過去の地金指標価格の変動については、変動表をご覧くださいませ ▽▽▽アルミ地金価格

          相場も人生も上々だ?アルミ相場(2021年4月その2)

          上げましておめでたい?アルミ相場(2021年4月その1)

          4半期ごとの価格改定は、毎回新年度のように 爽やかな、新鮮な気持ちになります。 さあ、アルミ製品価格 2021年4月、30円/kgアップからスタートです。 各国株価はまだまだ高止まり。 新冷戦も紛争も人種問題も、不穏なことが盛りだくさんなのに 投資は熱を帯びたままです。 あとは景気回復をまって、平和とは何なのかを日々考えながら 精進するのみです。 アルミニウム国際相場も高止まりのままなので、 この先も、現時点で上がるとも下がるとも 見通しつけづらい状況です。 過去の地

          上げましておめでたい?アルミ相場(2021年4月その1)

          いよいよ値上がり直前、アルミ相場(2021年3月その2)

          銅相場軟調。3月後半はLME3M、再びの9,000ドル/トン台推移。 アルミも変わらず、2,200ドル/トンを保っています。 海外の株価は、NYダウ最高値から 欧州のロックダウンなどの影響から投資家心理冷えたのか、 反落してますね。 国内価格変動はいよいよ4月から。 アルミ材料はあと数日、変動前の安値での販売です。 過去の地金指標価格の変動については、変動表をご覧くださいませ アルミ地金価格推移表はこちら▽▽▽

          いよいよ値上がり直前、アルミ相場(2021年3月その2)

          まだまだ上に上がります、アルミ相場(2021年3月その1)

          銅相場反転。3月第一週にLME3M8,500ドル/トンまで下落後、 再び9,000ドル/トン台に値を戻しています。 アルミは継続して高止まり、先週末まで2,200ドル/トンを保っています。 海外の株価、NYダウなど最高値を更新し続け まだまだ上昇の余地を感じさせるくらいです。 金融緩和の区切りのタイミング次第で、一転大きな変化は あるのでしょうが、まだまだ景気が上向くまで コロナの状況改善まで、時間を要すようにも見られるので 金属相場ももうしばらく追随しそうな模様です。

          まだまだ上に上がります、アルミ相場(2021年3月その1)

          とりあえず上に上がります、アルミ相場(2021年2月その3)

          銅相場高騰してます。 LME3Mでとうとう9,500ドル/トンを超えるほどに。 9年6ヵ月ぶりの高値となっています。 (過去最高は2011年の1万148ドル/トン) 他の非鉄相場全般も急伸していて、アルミも2,200ドル/トン 台まで上がっています。 3月には国内価格も見通し確定しますが アルミ、30円/kgほど上がりそうですね。 3月には駆け込み需要など動意がありそうです。 半導体や車両関係ほど明確なものではなくも、 久々の大幅値上げですので、 まとまった需要をお持

          とりあえず上に上がります、アルミ相場(2021年2月その3)

          春よ来い、明るく来い【2021年2月その2】

          銅相場、LME3M8,000ドル/トン台に再回復。 アルミも依然として2,000ドル/トンを保っています。 コロナで経済活動停滞中明白なため 金融緩和等で流動中のお金が、 どうやらリスク資産としての 原油や株価、そして非鉄金属相場へも流入している模様です。 反転におびえつつ、今のところは 4月からのアルミ価格も上昇しそうな模様。 市販価格として10~20円/kgほど 値上がりするのでは、と思われます。 明るい春が来ることを祈ってます。 過去のアルミ地金指標価格の変動

          春よ来い、明るく来い【2021年2月その2】

          2021年2月アルミ価格変化の兆し?

          銅相場一服、LME3Mで8,000ドル/トンを割り始めました。 アルミはまだ高止まり、先週末まで2,000ドル/トンを保っています。 さて、分からないのが 国内の分断市場の先行きと米国分断の株価への影響。 新大統領就任からわずか2週間で、 ご祝儀的な動きではない模様となってまいりました。 アルミもそろそろ、昨年末と違った動きと なってくるかもしれません。 国内価格変動は4月から。 確定は3月頭。 まだしばらくは注視が必要です。 目が離せませんね~ 過去の地金指標価

          2021年2月アルミ価格変化の兆し?