アルミ価格、右肩上がり。のびる気満々で上昇中。【2021年10月】
銅は一ヵ月ぶりの安値が続いています。
中国での経済不安は金属相場にも影響大きく、世界シェア半分を占める
銅についても如実にその影響を及ぼしている模様です。
現在は不動産大手の過剰債務問題だけでなく、電力不足による景気悪化
懸念も起きていて、銅需要と相場が共に軟調で続いています。
ロンドン金属取引所アルミ3ヶ月先物価格は、高値を維持。
変わらず【$3,000.0/t】台を維持しています。
電力問題はアルミに関しても深刻に影響を及ぼしています。
アルミ精錬所は中国電力消費全体のうち最大で7%も占めており、
アルミ生産コストの最大40%を電力料金が占めている状況のため、
中国国内では現在、電力不足からの工場操業停止が増えているそうです。
中国では他にも、マグネシウムやシリコン生産にも支障をきたしており
日本も6~7割それらの素材を中国からの輸入に頼っているそうで、
それだけに、日本国内でも、中国内でも、これらを添加物として使用する
5000系のアルミ合金材などは、いよいよこれからが大変だと思います。
現行相場も高止まりしていますアルミですが、
国内も地金価格値上がりをしており、年明けからまた一段
値上がりしそうな模様です。
このタイミングでアルミ板国内大手メーカーも加工賃値上げを
発表したため、先の相場上昇と加工賃値上がりから、
特にアルミ板は大幅な値上がりとなりそうです。
今年は、再三何度もこのご案内をしておりますが、今回もまたまた同様に、
材料お求めの方はぜひともお早めの品物の確保をおすすめいたします。
過去の地金指標価格の変動については、変動表をご覧くださいませ
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