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這いつくばってでも現地ならではのグルメを探し続ける!~ヨーロッパ編~

はよにちばんは!Nijiです。ごきげんいかがでしょうか。食欲の秋が来ました。旅行が大好きで、20か国以上旅をしましたが、毎回私の旅行で最優先なのが「食」です。私にとっては、何よりもその国や地域の食べ物を現地で食べてみることが楽しいのです。現地でバッタリ出会う食べ物もいいですが、なるべく見落としたくないため、下調べをしっっっかりとして行きます!

今回は、3年間のオランダ大学生活の中で訪れた近隣のヨーロッパ諸国で味わったおいしい料理を紹介していきます。おいしいのに、世界中に広まっていなくてもったいないと感じた料理がたくさんあります。もっと日本にも広めていきたいので、皆さんも旅した気分でお楽しみください。


優しい家庭の味わい・フィンランド

カレリアパイ

スーパーのカレリアパイ

2024年5月、初のフィンランド旅行でカレリアパイに恋に落ちました。それ以来、「フィンランドに行く」という人にはカレリアパイを勧めています。そんなに私が絶賛するカレリアパイは何かというと、不思議な形をしたライムギを使用した生地に、潰してサラサラにしたじゃがいもとお米を入れたものです。シンプルな材料と味ですが、日本ではじゃがいもとお米を混ぜて一緒に食べるなんて、あまりないですよね。フィンランドに近いエストニアやロシアでも食べられているそうですが、私が訪れた他の国ではまだ見たことがなく、本当に恋しいです。フィンランドではスーパーやコンビニ、どこにでも売ってあるんですけどね。クリーミーな食感と優しい味わいが癖になるので、ぜひ食べてみてください。

コンスタン・モルヤのフィンランド料理ビュッフェ

奥にあるきのこのクリームチーズ和えが最高
なんとここにもカレリアパイが!!

フィンランドの食について、パソコンでリサーチしている時に見つけた「Konstan Molja (コンスタン・モルヤ)」というレストランは、私の一生の思い出に残る最高のレストランとなりました。まず「フィンランド料理のビュッフェ」というコンセプトが最高。フィンランド料理を日本で味わう機会は限りなく少ないので、未知の世界。それを、食べ放題で思う存分堪能できるのは最高なことだなと思います。どこか1か国に絞った料理のビュッフェは見たことがなかったので、大興奮で行きましたが、全く期待は裏切られませんでした。クリームチーズ和えのきのこ、ベリーソースのチキン、色とりどり野菜にパン。カレリアパイもありました!店主の女性が毎日日替わりメニューを作っているようで、優しい家庭の味わいを感じました。ここはリピート確定です。

コスパ最強・アイルランド

ヨーロッパは、物価が高いイメージですよね。そのイメージ、実際に間違っていないのですが、その中でもアイルランドは物価が安めなので、少しの値段でたくさん食べられます!特にアイリッシュブレックファストの味と迫力のある見た目は忘れられません。ステレオタイプ通り、街の人も親切でフレンドリーな方が多かったので、もう一度行きたいです。

アイリッシュ・ブレックファスト

雰囲気のいいパブでいただくアイリッシュ・ブレックファスト

たったの12ユーロで、こんなにぎっしり食べ物が乗った大きなプレート+紅茶飲み放題...最高すぎます。ヨーロッパで、最もコスパが良かった国だと言えます。コスパだけでなく、しっかり味のついたお肉と食べ応えのあるパン、それを癒すかのような優しい味わいの紅茶のハーモニーがすばらしかったです。優しい店員のおじさんが「紅茶のおかわりいる?」と何度も様子を見に来てくれるのもよかったです。

アイルランドのお酒入りチョコレート

「這いつくばってでも」現地らしいものを食べたいので、「おやつもアイルランドらしいものを!」と思い、ダブリンの街中を探していると、オシャレなチョコレート屋さんを発見。そこで見つけたのが、アイルランドのクリーミーなお酒("Irish cream liquor"の表記)が入ったチョコレート。私は、お酒が苦手なのですが、チョコレートくらいなら大丈夫だと思いましたし、「アイルランドの」という文字を見た瞬間、買わずにはいられませんでした。クリーミーでほんのりお酒の味もしておいしかったです。

絶対にもっと広まるべきグルメの国・ジョージア

かわいいジョージア料理のイラスト in 首都トビリシ

日本人がビザなしで1年間住めて、労働もできる唯一の国がジョージア。気になっていたので、1週間ほど行き、豊富な食文化を堪能してきました。日本のチェーン店がジョージアのシュクメルリを販売していたりと、最近日本でも有名になりつつあるジョージア料理。近隣のロシアやトルコの影響を受け、おいしいものばかりでした。

ヒンカリ

中国には餃子や小籠包、韓国にはマンドゥ、ロシアにはペリメ二、ウクライナにはヴァレー二キなど、世界中には異なる形と名前の、日本でいう「餃子」がありますが、ジョージアでも発見しました。それが「ヒンカリ」です。ヒンカリは日本の餃子と異なり、上の尖った部分に皮が集まり、分厚くなっています。そこを持って食べるというのが本来の食べ方なので、その部分だけ残すのが正解だそうです。中は肉やじゃがいも、チーズやきのこなど様々な具材の中から選ぶことができて、楽しかったです!

シュクメルリ

ぎっとぎとで最高においしいシュクメルリ

日本でもそこそこ知られているジョージア料理、シュクメルリ。チーズとにんにくをふんだんに使ったクリーミーなソースで鶏肉を煮た料理です。これは絶対においしいだろうと思い、食べてみたかったのですが現地の空気の質のせいで体調を崩してしまったので、テイクアウトを注文して、ホテルでいただきました。予想通り、間違いない味で、とってもおいしかったのですが、かなり脂っこいので、体力がある時やガツン!!としたものを食べたい時にお召し上がりくださいね。

ハチャプリ

このジョージア料理も、比較的日本では知られている方かなと思います。この大きな目玉のような見た目は一度見るとなかなか忘れることができませんよね。ハチャプリは、パンの上にチーズと生卵を載せた料理です。周りのパンを手でちぎり、卵とチーズを混ぜながら食べます。私は生卵が大の苦手なのですが、これはチーズと混ぜていただく料理なので、卵がチーズに溶け込んで卵感がなくなり、おいしく食べられました。

ワインのアイスクリーム

ジョージア語のパッケージが素敵

お酒が好きな方には朗報です!ジョージアは、有名なワインの産地。私はお酒が苦手なのですが、せっかくワインの国ジョージアに来たということでワインのアイスクリームを食べてみました。ワインではなくアイスクリームなら大丈夫かな...と思いましたが、やっぱり全部は食べられませんでした。それでも、ジョージアのワインを味わえて良い経験ができたなと思います。

おまけ:いくら味のポテトチップス

キリル文字つきパッケージ(ジョージアはロシア語も通じます)

共感してくださる方も多いかもしれませんが、海外のスーパーに行くのが大好きです!現地で売られている食材や調味料、お菓子を見るのがとても楽しいと感じます。ジョージアのスーパーには、なんといくら味のポテトチップスが売ってありました。日本以外でいくらを食べる有名な国はロシアなので、おそらく地理的にも近いロシアの影響だと思います。ロシアでは、パンやクレープと一緒にいくらを食べるそうなので、日本とは大きな違いが見られておもしろいですよね。ポテトチップスの味はというと、塩気や魚の香りはしましたが、「いくら味だよ」と言われなければわからないなあと言ったところでした。

おいしいものたくさんなのに知られていない・スウェーデン

スウェーデンといえば、IKEAや充実した福祉を思い浮かべる人が多いのでしょうか。食べ物についてはあまり知られていないようですね。しかし、スウェーデンでの旅で日本では聞いたことのないようなたくさんのかわいくておいしい料理を見つけたので、私が紹介いたします!

ピッティパンナ

「ピッティパンナ」。かわいらしい名前ですよね。味も見た目も、最高でした。スウェーデン旅行で食べた中でダントツ1位のものです!「ピッティパンナ」とは、スウェーデン語で「フライパンの中の小さいもの」を意味するそうで、言葉の通り小さく刻まれた具材がメインの料理です。じゃがいも、ソーセージ、たまねぎなどをさいころ状に切り、それをフライパンで炒め、最後に目玉焼きを乗せた、至ってシンプルな料理です。シンプルなのに、日本含め他の国で見たことがないという点がおもしろいと感じました。私が首都ストックホルムで食べたものは、ビーツも乗っており、非常においしかったです。この料理だと日本でも簡単に作れそうですね。スウェーデンの味を思い出すために、作って家族にふるまってみようと思います。

シナモンロールやカルダモンロール

ずらりと勢揃い。美しすぎます。

スウェーデンといえば、フィーカ。スウェーデンといえばシナモンロール。フィーカ(fika)とは、スウェーデンのアフタヌーンティーのようなもので、同僚や友人、家族とコーヒーとちょっとしたお菓子をたしなみながら休憩を取るという習慣です。フィーカでよく食べられるのが、シナモンロールやカルダモンロールだそうです。そういうのんびりした時間が、私はヨーロッパの素敵なところだなと思います。日本の都会で勤務している方も、コーヒーとお菓子でちょっとした休憩をたまには取ってみてはいかがでしょうか。

リンゴンベリーのソースと食べるミートボールとマッシュポテト

スウェーデンに行くと、シナモンロールといい勝負なくらいリンゴンベリーをよく目にしました。リンゴンベリーの石鹸も売ってあるほど。日本では、「ベリー=デザート」という概念が染み付いているかもしれませんが、ミートボールにもしっかり合っていました。やっぱり海外で色んな食文化に触れると、自分の固定概念が覆されるなと感じて、嬉しくなります。ミートボールの濃厚な味とマッシュポテトのクリーミーで優しい味わいに、酸っぱくてフレッシュなリンゴンベリーの味わい...案外素敵なハーモニーでした。観光地では、ほぼどのレストランでもミートボールはあると思うので、ぜひスウェーデンを訪れた際は食べてみてくださいね。

エッフェル塔を見ながら食べる・フランス料理

日本でも、世界中でも有名なフランス料理。やっぱりこれだけ有名なのには理由があるのだろうと、フランス料理を食べるのを楽しみにパリに行ってまいりました。

オニオングラタンスープ
日本でも有名なオニオングラタンスープですが、本場で食べたのは初めてでした。大きめの器に柔らかくなったバゲットとチーズ、香ばしいたまねぎのスープに、温かい温度が心にしみました。感動というよりは、なんだか優しい気分になれるスープだと思いました。

エスカルゴ
これも日本では有名ですが、「え~カタツムリでしょ?!」と思っている方は多いのではないでしょうか。私は、「人間は肉もエビも食べるのだから、カタツムリくらい大丈夫だろう。」という思いで食べましたし、カタツムリがどんな味や食感がするのかとても楽しみでした。バジルのようなソースがかかっていたのですが、味も食感も貝類のようでとてもおいしかったです。まったく気持ち悪くなんかないので、せっかくフランスに来たのなら、チャレンジしてみてくださいね!

最後に

ヨーロッパのグルメ、いかがだったでしょうか。特にジョージアとフィンランドですが、本当に、日本人の方に知られていない料理が多いと思います。こんなにおいしいのに、もったいないなあと感じます。ぜひ、日本のご家庭で作ってみたり、情報を拡散して、広めていっていただければなと思います。フォローといいねで応援してくださると励みになりますのでよろしくお願いします!

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