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学校の先生たちの思い

私は現場の真実を届けたいと思っているだけなんです。私の意見もどうでも良いと思っていて嘘や誇張のない真実を伝えていける事を一番に大切にしています。皆さんに持ち帰って頂いて何か参考になれば考えて頂く機会が出来ればと思っております。議論をするつもりもないです。今世の中に足りていないのは


考えるべき本当のこと



だと思っているんです。それを提供する事が出来ればと私は考えています。先日コメントを頂いたのですが、それが私の中でどうも引っかかってしまいました。こんな時どうすれば良いんでしょうね。なんかこうそれが真実と思われるのも良く思いませんしそうお考えになられるならそれはそれでご自身の記事で発信なされれば良いと思うんです。そこでこうですよ〜っと言うのも何だかなと思いながら。専門的にやられている方らしいので同じ土俵として否定はさせて頂きたいと思っております。まあ、何を書いてらっしゃったかと言う事なのですが、


子どもたちがクールダウンさせられて



っと一部表現なさっていたんです。色々とあられたのかもしれませんが、これは私としては看過出来ない表現です。私には私の背負って来た積み重ねて来たものがありましてそれに対して事実と違うことはやはりノーと言いたいです。まあスルーする事やそうですねと言える事は沢山ありますが、これは出来ないです。これだけ記事を書いて来ていても私があえて深く触れて来なかった内容でもあります。ただ、私は考えるべき真実を提供出来ればと考えていますので悩みましたが一部書いてみようと思いました。それで皆さんの何か参考になればと考えております。


まず、クールダウンさせられてという表現に私が引っかかっている理由ですがその前に知って頂きたい事があります。それは


クールダウンを専門にしている人や専用の場所などない



という事です。そんな人も場所も存在しないと言う事です。では、誰がやっているのかと言う事になりますが、


何とか時間を作れる先生方が対応しています


私も自分が見ている子達で無い子も数え切れないぐらいに対応して来ています。手が空いていたからとかではなく事務作業などの時間だったり来ている子どもたちの人数が少ないタイミングだったり休み時間や自分の休憩時間を使って対応して来ました。なんせ専門の人員なんて居ませんからね。みんなで助け合ってやっています。例えば、保健室でケガをしている子が来ていてクールダウンの子も対応している先生をお見かけしたら


「私今なら対応出来そうなので様子見ときますよ。」


っと声をかけたりしながら協力しながらやっているのが現状です。これは実際にあった場面です。皆さん自分の業務以外の部分で何とか合間を作って対応しているんです。そしてこのクールダウンですが、


そんなに甘いものでも無いですし時に大変な事も多いです



私の例で言いますと、事務作業をしているとクールダウンで見てて欲しい子が居るという事で対応した時は


学校のイスをぶん投げている子を一対一で対応しました



私は何個もイスを投げつけられて翌日はあざだらけになりました。それでも私は全然気にしていないですし専門家としてクールダウンしてから教室に戻しました。なぜ、ここまでするか。


教室でイスを何個もぶん投げたらどうなりますか?



もちろん怪我をする子も出て来ますし投げた本人も加害者になってしまう可能性があります。私は子どもたちに加害者にも被害者にもなって欲しくないので身体を張って自分を盾にしています。私だけではなく他の先生方もそうです。自分の本当の業務ではない中で子どもたちのためにという思いで身体を張ってらっしゃっています。


他にも殴られてあざだらけになった事もありますしホースで水をかけられて全身ずぶ濡れになった時もあります。教室で授業中クラスの子を全員殴打し始めて最後は担任の先生の顔をグーパンチした子をそのままクールダウンした事もあります。その後私はボコボコに殴られましたよ。それでも私は自分がやりますっと一歩前に出ていつも率先して対応するようにしていました。理由は色々とありますが、私は歩んで来た道が過酷だったのでメンタルが強いというのと心理学も専門的にやって来ているもので対応出来たというのが1つの理由です。あと10代の時に格闘技をやっていたので。もう1つは


本当に傷付いて辞めていかれる方が沢山いらっしゃるからという事です



先生方がそれで辞められるぐらいなら代わりに自分がという感じです。言っていませんでしたがそのような現場も山ほど経験して来ているんです。若くて男性と言う理由で教育委員会から大変な現場に沢山派遣されて来ました。


昔、ある若い女性の先生が高学年の男の子のクールダウンを任せられていました。この先生の本来の仕事は全く違う事で手が空いているからと対応していた次第です。その時私はたまたま通りかかったのですが、その男の子はガラスを蹴破ろうと思いっきり何度も蹴っていました。その女性の先生も必死に止めていましたが止める事は出来ていませんでした。私はダッシュで駆け寄りすぐにガラスとその子の間に入りました。その間私は代わりに何度も蹴られます。それでも子どもに怪我をさせたくないので自分を盾にしました。その女性の先生はとても才能ある先生だったんです。しかし、数年後うつ病になって学校現場から去られました。


ある女性の先生は男の子に蹴られて大きなあざが出来ました。実際に見せてもらいましたが、30センチぐらいのあざでした。校長先生が大事にするなと言ってその先生はしばらくの間自宅待機となりました。私は車で仲の良い先生を連れてその先生と夜買い物や食事に行きました。足が痛くてまだ歩けないという事で車で買い物に行った感じです。1人だと色々と考えてしまうと思いますので気晴らしに食事にも行った感じです。


ある女性の先生に放課後相談したい事があると言われて話しを聞いた事があります。その先生は腕に傷が出来て血が出ていて手は震えていました。泣きながらその子のために自分が出来る事は何かと悩んでいるとおっしゃっていました。


これらは一部ですが私が経験して見て来た学校の現場です。改めて言います。


これでもクールダウンさせられたなんて物言い正しいと言えますか?



大人、子ども、男、女、先生、心理士誰でも暴言を吐かれたり暴力を受けて傷つかない人なんていません。みんな辛いです。それでも子どもたちのためにと業務でなくとも対応している人は沢山居ます。想像して見てほしい。私が学校で子どもに殴られていたり物を投げられていたり水をかけられていたりする姿を娘に見られた場面を。そんな事があれば流石に辛いよ。先生たちもみんなそうですよ。それは辛い。家族や大切な人に見られたら心が壊れてしまうかもしれない現場です。そんな事を乗り越えながら日々子どもたちのためにと前に進んで行っています。辞めていった先生方の気持ちも背負って毎日一歩一歩前に進んでいます。このような場面に出くわしたらこれからも私はすぐに一歩前に出ていきます。そうやってみんなで一歩前に出て助け合っています。かといって保護者の方々や子どもたちが過剰に感謝する必要もないです。我々は当たり前の事をしているだけですからね。学校に対して至らない点があると感じる事もあるかと思います。それが事実の場合もあると思います。しかし、私が上記に書かせて頂いた事も紛れもない事実なんです。色々な教育現場がありますが、私は先生という職業は皆さまの良きパートナーとなれる仕事だと信じています。


この記事はコメントを控えて頂ければ幸いです。この記事には私の思いが入り過ぎてしまっていてどうお答えして良いかわからない場合も出て来そうです。わがままをすいません。何か伝わるものがあれば幸いです。

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