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折り紙が繋ぐ子どもたちの絆

先日再び教育委員会の上司が視察に来て下さりました。いつも通り子どもたちとの個別指導を見て下さったのですが、勉強終わった子が自然と置いてある折り紙で遊び始めたんです。上司はまじまじと折り紙を見ておりまして、


「これはなんですか?」



っと言われました。私は、


「卒業した子どもたちが作ってくれた折り紙です。低学年の子どもたちが遊べるように作って置いていってくれたんです。」



っと私は答えました。上司は、


「すごい良い取り組みですね。」



っと言って下さりました。私は


「まあぼくは1つも折り紙出来ないんですけどね!卒業生に感謝です!」



っと伝えました。昔からやっているのですが、私が個別指導する部屋には折り紙が得意な子にお願いして低学年が遊べる折り紙を作ってもらっているんですよ。お互い時間も違うので会う事もないのですが、お互いの事を報告しています。低学年の子どもたちには、


「これはみんなが勉強終わった後に遊べるように高学年の子たちが作って置いていってくれた折り紙なんだよ。」



っと伝え、高学年の折り紙を折ってくれた子たちには


「低学年の子たち喜んでていつも遊んでくれてるよ。ありがとう!」



っと必ず伝えています。作ってくれた子どもたちには1回ではなく何度も様子を報告しています。これには狙いがありまして、ただただ遊ぶためだけを目標にはしていません。私の所に来てくれる子どもたちは勉強が苦手だったり家庭環境が複雑だったり色々な何かを抱えた子どもたちです。その中で高学年の子どもたちには、


自分が作った折り紙で低学年の子どもたちが遊んでくれる事が何かに繋がったり



逆に低学年の子どもたちは


自分たちのために折り紙を作ってくれる先輩がおるんやな



と感じて貰えたらと思っているんです。そういう良い循環を個別指導の部屋で顔も知らない会った事もない子ども同士で作っていってるんです。


まあそんなこんなで折り紙得意な卒業生達が作ってくれた教育委員会の上司も褒めて下さった作品を紹介したいと思います。持ち帰って家で撮影していますのでご安心下さい。まず1つ目はこちら、




カエルです。これが大人気で。指で弾くと飛ぶ部分がもうぼろぼろになっておりますが、それぐらいに大人気なんです。「これ面白いからダイソーで3体セットで絶対売れるで〜」とか作れないクセに言ってます。カエルは大小合わせてあと20体ぐらいいます。どのカエルが一番飛ぶか選手権とかしてます。小さい折り紙で作ったカエルの方がよう飛ぶんですよ。私も低学年と一緒で遊ぶ専門です。続いてはこちら、





プロペラ?ですかね。横からの写真も撮りましたが、これイスの上に立って上から落とすと綺麗にクルクル回るんですよ。横から見た時のこのへこみみたいなのがポイントのようです。こちらも大人気です。最後にこちら、




コマですね。上手ですよね。私なんか何年かかっても絶対折れません!折り紙何枚使っているのかもわかりません!キラキラした折り紙で作っていますので、回るととても綺麗です。



っという感じで私は1つも折れませんしなーんも教えていませんが、子どもたちが作って残していってくれています。色々な学校の子どもたちの作品が混ざっていまして、色々な学校に持っていくようにしています。知らない学校で知らない子どもたちが自分が作った折り紙で遊んでくれているのってなんかええなと思っているんです。


折り紙1つでもやりようや持っていきようで子どもたちを繋ぐ絆や何かになります。そこをただ折り紙をやっているではなく、良い方向に転換して流れを作っていきます。もうだいぶ前からやっていますので、置いている折り紙を見て自分も低学年の子どもたちのために作りたいと言って置いていってくれる子が次々と多発しております。私が働きかけないでも良い循環がずっと続いているんです。そういう子どもたちが入り込める流れやシステムを作るのが大人の仕事かなと思っております。この勢いに乗ってあのカエルの折り紙でベイブレード並のムーブメントを起こしてやろうと思います!今回紹介させて頂いた卒業生の子どもたちの折り紙はずっと大人気ですので、身近にお子さんがいらっしゃりましたら良ければお試し下さいね。私が折れないもので折り方をご紹介出来ずすいません!汗 ではでは⭐︎



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