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子どもの時に大人が否定したものは大人になっても頭に残る

年取って初めて実感するんですが、


親が嫌っていたものがめっちゃ頭に残っていて洗脳みたいになっとるな



っと感じ始めたんです。この歳なってもチラつくんですよね。親が言っていた嫌いなタレントとかめっちゃどうでも良い情報なんですが呪いのように頭に残っているんです。なんかこう


自分も好きになったらあかん



みたいに感じるんですよ。いや全然気にしないんですよ。でも何だか毎回チラつくと言いますか。めっちゃ刷り込まれているなと感じています。歳取って未だに残っているのを確認してこれって怖い事やなと実感しているんです。私で言うとですね、母親に加山雄三嫌いや〜ってずっと聞かされてきたんですよ。理由は何でか知らないですけど。でも今の私は加山雄三さんめっちゃええなぁと思っているんです。私は音楽が大好きなもので古い曲も沢山聴くのですが、加山雄三さんの音楽は日本のロックだと言えるぐらいにかっこいいと思っているんです。ギターも歌もコピーバンドしたいと思うぐらいにかっこいいですよ。大学時代にやれば良かったと後悔しております。それでも毎回母親が嫌いって言っていたのがチラつく訳なんですよ。何だか



親が嫌いなものを子どもが好きになってええんかな?



っと言う刷り込みみたいなのが根底にあるように感じているんです。親だけではなくその子どもと関係の深い大人全般に言える事やと思うのですが、


関係の深い大人と違う意見や考えを持つ恐怖




みたいなものがあるように感じています。もうなんか呪いですよね。毎回チラつくのめんどくさいから純粋に好きって言わせてくれやって思う訳なんですよ。もうハンターハンターのゾロディック家ぐらいに洗脳されています。ここまでなのは私が家庭環境悪かったのが影響しているかもしれませんが、大なり小なりそういう影響って大人は持っているように実感しております。例えば、スポーツで長年教えてもらって来た監督の意見と違う事をするのは同じように本当にええのかなとチラついたりするのかなと考えたりするんです。


小学校の高学年の時の担任の先生もかなりひどくて授業中怒って職員室戻って呼びに行かなあかんタイプの先生やったんです。あれ何なんでしょうね。君が代反対とかの派閥の方です。いや何でこんな事知ってるかというと昔自習ノートをめっちゃやらされていたんですよ。ある日サボりたくてその時習ってたボーイスカウトの本に載っていた事を丸写ししたんですね。そこに国旗の事が少し書いてあってそれも丸写ししたんですよ。私は自習ノート埋めたかっただけなんですけど、翌日ボロカスに怒られまして。ビンタされて暴言吐かれて1か月以上クラス全員から無視されたんですよ。その教師がクラスメイト全員に話すなと言いまして。これ話し盛ってないですからね。今の時代じゃ考えられないですよ。いやあの時代でも中々考えられないですけど。


そんな感じで大嫌いだったのですがめちゃくちゃ洗脳タイプの指導だったので少しの間色々な事が頭に残っていたんです。私は中学なったら一生会う事ないと思っていたので洗脳されたふりをして何とか乗り切ったのですが、中学に入った時に小学校で同じクラスだった子が「尊敬する人」でその先生の名前を書いていてぞっとした覚えがあります。そういう洗脳状態の子が何人か居たのですが、中学生になって解放感を満喫していますとある子に


「◯◯先生があなたの目の輝きが変わって今は良くないって言ってたよ。」



っとわざわざ言いに来たんですよ。「元々ずっと輝いてへんわ!」って思いましたよね。学校行く時に目に星のキラキラ付けて通っていただけですわ。あんなビンタされて全員に無視されて目輝く訳ないでしょ。ってか解放されたのにまだ会ってるんかい!って思いましたよ。


まあそんな感じで親にも教師にも心ボッコボコにされて来たもんでして、私はそうならないように否定し続けようと誓っているんです。大人の発言は子どもたちの心に残ります。子どもたちの心に良くも悪くも残る大きな力があります。加山雄三が何十年も頭に残るぐらいですからね。この感覚を忘れないようにしなくてはと日々思っております。

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