トレイルランは、自然の多様性に人間が寄り添いマナーを守るスポーツです。
トレイルランとは、整地されたロードでなく自然の中を走るアウトドアスポーツです。不整地ですが実は、自然を損なわないように歩いたり走ったりできるように整備されています。登山道もそうですね。
アップダウンや木の根っこ、岩場、山の中を駆け抜ける青梅高水国際トレイルランに参加してきました。
2005年と2007年に30kmの部に参加してましたが16年ぶりの今回は、15kmの部。75歳の夫は、膝に不安があるので今回は、ふたりでゆっくり自然の中を楽しもうと夫のペースに合わせて走れるところは走り、長い上りは歩きました。
折り返しの手前の長い下りで、夫が勢いよく走ったので(あ、走れるぢゃん、大丈夫ぢゃん)と確認したので折り返して夫と別れて自分のペースで、走りました。
折り返しのエイドでは、ペットボトルの水とおはぎをいただきました。美味しかった!ありがとうございました。
そこからは、歩くことなくずっと走り何人も抜かすことができ、トレイルランのコツが戻ってきました。上りはお尻やハムストリングを意識してなるべく力を使わない。歩幅は小さく。着地は足裏全体で。下りは真下でなく少し前の下の目線で、どこを走るか、上半身でバランスをとって。
上りより下りが怖く、苦手意識があったけど楽しい!走れる!前を走っている人を目標にしながらぐんぐん近づいていく。気持ちいい。
トップランナー、エリートランナーが跳ぶよう折り返してきます。ナイスラン!お互い声を掛け合い、彼ら優先に。格好良い。トップ、エリートって謙虚でマナーがいい。
フィニッシュして、着替えて夫を待っていたら彼も元気に帰ってきました。よかった。
久しぶりに参加したこの大会は、25回目という歴史があります。主催者の大西さんには、北マリアナ諸島ロタ島で行われたトライアスロン大会でお世話になりました。
大西さんは、ロタ島密林で見つけたフォレストコーヒーの群生を守りプランテーション栽培し、商品化する活動を行っています。
気骨のある大西さんらしく、今回の大会は、マスク装着も個人の判断に委ねられました。トップ選手に限らず、みなさんマナーがよくスタッフも気持ちよい対応で、アットホームないい雰囲気で「人」を感じるいい大会でした。
前日に一緒にバイクに乗った仲間にも会えたし、アイアンマンレースでご一緒している81歳の方にもお会いできました。彼はみごと完走!
大会関係者の方々、ありがとうございました。
ブースが賑やかで、お祭りが戻ってきた感じがうれしかった。
人が自然の環境に合わせて走るトレイルランは、多様性のあるスポーツだと思います。上りだけじゃない、下りもあり、木の根っこや、ぬかるみ、砂利、岩・・・。多種多様な環境に適応できるようなギアや走りかたが必要だけど、なによりも大切なのは、マナーだと思いました。
強い人ほど、マナーがいい。
人に対しても、自然に対しても謙虚でありたいと思いました。
ありがとうございました。