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教えてない教え
『ハリー・ポッターと賢者の石』の賢者の石は、どんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる「命の水」をつくりだす、というものでした。ヴォルデモートが復活のため手に入れようとしますが、ハリーのもとに石がきます。
賢者の石を使いたい者でなく、見つけたい者の手に入るようになっていたのです。
賢者の石でなくっても見つけたい、そうなりたいと強く願う人のポケットに入り込むようなやさしく力強い書です。
賢者の書 喜多川泰
毎日の暮らしと、思うようにいかない仕事に絶望を感じていたアレックスは、ある日、思い出の公園で14歳の少年サイードと出会う。サイードは9人の賢者と出会う旅を続けていて、この公園で最後の賢者と会うことになっているという。
アレックスはサイードの許しを得て、サイードの旅の集大成である「賢者の書」を読み始めた。そこには、サイードが14歳の誕生日を機にスタートしたさまざまな冒険譚と、賢者たちから学んだ最高の賢者となるために必要なエッセンスがしるされていて…。
人間は何度だって生まれ変わることができることを強く確信し、生きるエネルギーをもらえるファンタジー仕立ての自己啓発書。
私も人から頂いたその人の「大切な本」です。この本が次はどんな人と出逢うのか、楽しみです。
微熱さんのブックカフェで出会った本です。
自己啓発書って苦手なのだけど、これはハリー・ポッターのような冒険ファンタジーなので読みやすいです。
冒険があるから、知識や言葉だけでなく身につくというのが好み。9つの教えで好きなのは、一番はじめの「行動」
行動して、それが成功とか失敗関係ない。どんな結果であれ大事な経験。
最後の賢者の教えも好き。教えてない教えってすごい。
「感謝」と「与える」と「誕生」
最後の賢者は、これら3つのことを言葉でなく、自らの行動を見せることによって、その経験をさせることによって、そして自らが賢者になる瞬間を見せることによって、僕に伝えてくれました。
アレックスは50歳を過ぎていて、サイードは14歳。14歳で難しいことをたくさん学び、50歳でも誕生しスタートすることができます。
わたしも最後の賢者になれたらいいな。
行動してつなげていければいいな。
賢者の書も賢者の石のように、使いたい人でなく見つけたい人に届きます。