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てっぺんをとらなくってもいい。富士山0合目から6合目まで。
富士山は7月1日が山開きですが、その前に0合目とされる北口本宮富士浅間神社から6合目まで走ってきました。
富士登山競争(スタートは富士吉田市役所)のコースでもあり、試走するトレイルランナーのメッカで、登山者よりトレイルランナーが多かったです。神社の無料の駐車場に車を置かせていただきました。駐車場はいくつもあり、トイレもきれいです。7時前だったので空いてました。
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富士山の神様の木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)をはじめ、夫神、父神、日本神話のはじまり大黒さん、恵比寿さん、天照大神(アマテラスオオミカミ)、彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)と、日本古来のたくさんの神さまに出会えます。
神さまにご挨拶して、スタート。
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北口本宮富士浅間神社からは標高差約250メートル/距離約3.8キロ 神社の登山門から馬返しまでの中間地点にあることから中の茶屋という名前がついているそうで、300年以上の歴史を持つお茶屋さんです。9時からなのでお店は閉まってました。トイレをお借りしました。ここにも駐車場があり、ここからスタートするトレイルランナーの方々が多かったです。
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記録上では戦国時代から鈴原社の存在が知られていて、1840年代に建てられた建物が今に残っています。馬返しから五合目までの建築物のほとんどは、この道が廃れてしまってから使われなくなりいまにも崩れそうな状態で残されています。
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江戸時代まで、この先は女人禁制とあります。
1832年に高山たつという女性が男装して富士山頂まで登っています。キリシタン大名として知られる高山右近の直系の親族ともいわれている女性で、もと尾張名古屋藩の奥女中だったと伝えられています。
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帰りは走ることができたので、下りるのは早く感じました。
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わたしは、石や木の枝にぶつかり何度も転びそうになっていたので、ノブリンが🎵かなちゃん、ごてん!ごてん!ごてん!🎵といい気になって歌いながら走っていたら、ノブリンがごてん!
転んで、一回転しておでこをぶつけた。びっくり!何が起こったかわからなかった。なんで、一回転するんだろう??帽子を被っていたから、おでこの傷はひどくなかったけど血が出てて、膝も負傷。それからは、急に大人しくなり登山道から出て、残り2kmぐらいだったので一般道をとぼとぼ歩きました。大きな怪我でなくよかった。
スタートの北口富士浅間神社に到着は3時。無事に戻れたことを神さまにお礼とご報告しました。
富士山は、今では5合目から登るのがスタンダードになっていますが江戸時代の『富士講』は、北口本宮富士浅間神社に参拝してからここから山頂を目指してました。
ゼロ合目というのはないのですが、ここをゼロとして6合目までという今回のルートは歴史を感じ楽しめました。
ゼロからスタートというのが好きだし、テッペンを目指すのでなく6合目というのもいい。身の丈にあっているような気がして。
無理せず、自分を知るって大事なんじゃないかな。でも、はじまりはゼロ。
山の高さに「合」を用いるようになったのは富士山が最初らしいです。
「合」という表記になったのは諸説あるようです。
ご飯の1合って、美味しそうでいい。
いつかは てっぺん!!
そう目標があるのも楽しい。
まだ夢の途中です。