心臓を鷲掴みにされるクライム本
心臓を鷲掴みにし、魂を根こ
そぎ奪い去る『テスカトリポ
カ』を読みました。
テスカトリポカ
佐藤 究 (著)
メキシコの麻薬カルテルから
日本の裏社会まで、国境を越
えて展開される壮大な物語。
その中心にいるのは、生き残
った麻薬王バルミロと、川崎
で育った少年コシモ。
二人の運命が交錯する様は、
まるでアステカの神々に導か
れているかのようでした。
佐藤究の筆致は冷徹で容赦がな
い。
暴力の描写は生々しく、読んで
いると背筋が凍るほど。
でも、その中に垣間見える人間
性の機微が、読者の心を離さな
い。
特筆すべきは、過去と現在を行
き来する独特の語りの手法。
マジックリアリズムを思わせる
その手法が、物語に深みと広が
りを与えているんです。
『テスカトリポカ』は、人間の
暴力性と神秘性を鋭く描き出し
た作品。
読み終えた後も、その余韻は長
く心に残る。
怖いけれど、でも目が離せない
―そんな魅力に溢れた一冊!
それにしても…怖かったぁ!
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