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[兄が死んだ②] 「兄の最期の晩餐は三千円だった」親の愛情が計量計のように見えたら、皆苦しまないで済むのに
兄が自殺した当日
兄が死んだ①
「なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったのだろう」
兄が死んだ②
「親の愛情が計量計のように見えたら、みんな苦しまないで済むのに」
今日は、死んだ兄との初対面の日。
寝ている娘を見て、夫とクスッと笑ったあと、また少しだけ寝ていた。
目を開けてしまったら、今日が始まってしまう。
仕事日の朝とは比べられないぐらいの憂鬱感だった。
だが娘の寝顔が、死ぬほど
[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!①/結婚式より葬式を張り切る祖母
兄が自殺し、葬式・火葬が終わった。
来月には子どもが生まれる。
家族葬とはいえ、妊婦に加え2歳の娘を連れての1日。
帰路につく車の運転は集中できず、心身ともに疲れ切っていた。
娘より先に大人達が寝落ちしていた。
夜中の23時
夫のスマホに電話が入り目が覚める。
深い睡眠の邪魔をされ苛立つ。
知らない番号からの電話。
スマホには、“九州”と表示されている。
祖母だ。多分。
「でなくて
ワーママ三十路女、ひとりで海に浸る
ひとりで海へ行った。
2才の子どもがいるのに。私も夫も仕事が休みの貴重な家族休日の日に。
以前危篤になった遠方の祖父に私一人で会いに行こうとしたら、祖母に「夫と子どもを置いて女が1人で来るなんて考えられない。あなた1人だったら来るな」と言われ、1才の娘を連れて6時間の旅路についたのを思い出した。
この日のことを祖母が聞いたら激怒するだろう。つまり母親なのにってやつだ。
勢い余って海に行っ
30代ワーママ、人生の棚卸しに30万円つかう
①1人暮らし。仕事に没頭できた時期。
看護師7年目。
優秀かそうではないか、結構差が見えてくる。
私は全然、優秀ではない。
それでも、
「今日の一緒の夜勤だれだろー。あ、田淵さんか!田淵さんとの夜勤は安心、ラッキー」
「田淵さんの後の引き継ぎは安心できる」
とか言われていたから、「まあ、普通に仕事できる人」的なポジションだったと思う。
「普通に周りから信頼得られているのだろうな」と思いなが
乳児院、養護施設、暴力、刃。「僕、運がいいんです」/三
三話目のインタビュー記事です。
建城(タテキ)さんは、親のDVや虐待が原因で生後5ヶ月で乳児院に入り、16年間児童養護施設で過ごした。中学生の時はイジメによって不登校になった。しかし彼の周囲の人達の助けもあり克服され、定時制の高校で生徒会長をしたりと建城さんに良い兆しが見え始めていた。しかし、やはり毒親は子どもの足を引っ張る存在でしかないと言い切れる出来事が起きていく。
一話目↓
二話目↓