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実母 と 義母の 甘いもの論争!? 健康ってなんだっけ
むかしむかし、あるところに、ふたりのおばあさんがおったとさ。
ひとりは、甘いモノをなるべく控えるおばあさん。
もう一人は、甘いモノを食べまくるおばあさん。
そんなふたりのおばあさんは……さてさて(笑)
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こんにちは、アサです。
今日は、番外編?みたいな感じで、
実母と義母の対照的な「甘いモノとの関わり方」をご紹介します。
皆さんも、おやつを片手に、気楽におつきあいください。
***
わたしの実家の両親は、80代前半。
両親ともに食べることが好きで、ごはんも甘いモノも大好きです。
わたしはお盆やお正月に帰省する際、父が好むミスタードーナツの「ポンデリング」などをお土産に買って帰るのですが、
その際、父に食べさせまいとして、母が目をぎらつかせて「ダメ――」と止めるという夫婦漫才を、毎度見せられています。
母は甘いモノで「血糖値が上がる」ことを、異様に気にします(笑)
なにも、5個も10個もいっぺんに食べるわけじゃないんだから、いいでしょうに(笑)
父が50代の頃、検査でやや血糖値が高かったときが、たった一回、あったらしいのですよね。
それ以来、まったくの正常値で、あれから30年が経つのに、「食べたら血糖値があがり糖尿病になる」と思い込んでしまって、甘いモノを敵視しています。
母自身も、ポンデリングもフレンチクルーラーも本当は大好きなのですが、いつも甘いモノを食べるときに、「食べちゃいけないものを、食べている」というような、ブレーキがかかっていますね。
ねぇねぇ、お母さん。
「お母さんが食べているご飯一膳にも、角砂糖14個分の糖質があるよ」って前に教えたよね。そこはスルーなんだね(笑)
家族の健康を一手に引き受けてきた母ですから、むかしから、父や私たち子供に、
「もっと野菜を食べなさい」「お菓子はそんなに食べちゃダメ」
と言い続けてきた人なんですよね。
しかし。
人一倍、食事に気を付けてきた母自身が、
がん3回に、脳梗塞など、病気と なかよし(笑)
わたしが「人には体質ってのがあるんだから、そこまで気にしなくていいんじゃない」と提案しても、母の「マイルール」が変わる気配はありません。
そんな母は日頃から「自分は、いつ死んでもいいと思ってる」などと言ってくるんですが、
ウソつけっ(笑)
目の前の甘いモノひとつを食べることと、健康リスクとを天秤に掛けたりして、ちょっとでも長生きする気まんまんじゃないの(笑)
「言ってることとやっていることが、異なる場合は、やっていることが本当」
と何かの本で読んだことがありますが、母は、本当は
ものすごく長生きしたいんじゃないのかな(笑)
でもそうやって母がうるさく甘いモノを管理することで、父の健康は保たれてきたんだとも思うよ。
だから母は、母のやり方で好きに生きたらいいよ。
夫婦で頑張って長生きしてね。
***
そんな実母と、対照的なのが、お義母さん。
90歳のお義母さんは、日常的に甘いモノを食べまくっているそうです♡
先日、東京観光の際、お義母さん達と、天ぷら屋に行った話は書きましたが、天ぷらはお義母さんの好物だったのですが、量が多かったこともあり、食べきれず残りました。
「……ふうぅ、もうムリ」
お義母さんも、苦しそうに緑茶を飲んで一服していたところ、
デザートに「ミカンの寒天」が運ばれてきたんですよね。すると、
結構大きめの「ミカンの寒天」を、小柄なお義母さんが、ものすごいスピードでつるつるっと食べ終えました(笑)
えっ、まだそんなに食べられたのっ??
私は驚いて見ていました。
なんというか「甘いモノは別腹」とかいう次元じゃなくて、
突如ギアが入って、
「おらおら、フルーツ寒天、どんどん、おかわり持ってこんかいっ!!」
というお義母さんの心の声が、聴こえた気がしました(笑)
天ぷら屋に行く直前、
お義母さんたちが、わたし達夫婦の家にいらっしゃった際、お茶菓子を勧めたのですが、そのときには、
「今から天ぷらだから、甘いのはガマンする」
と、お菓子の量を調節していたお義母さん。
本当はもっと甘いモノが食べたかったですよね
結果、用意していた「どら焼き」や「バームクーヘン」など、和洋のお菓子がたくさん余ったので、
「お荷物の邪魔にならなかったら、お持ち帰りになりませんか」と聞いたところ、お義母さんは、こくんとうなずきました。
かわいい……(笑)
紙袋に、すべてのお菓子を詰め込んだ後は、
「今渡すと、重たいかな」と思って、お別れするギリギリまでこちらが預かっておこうと考えていたのですが、
お義母さんたら、私の手からその紙袋を、さりげなく もぎ取りました(笑)
やっぱ、かわいい……(笑)
お義母さんには、天ぷら屋になど連れていかないで、
「デザートビュッフェ」にでも連れて行ってあげたらよかったかなぁ
***
お義母さんは、旅行の別日にも、昼ごはんはロクに食べないのに、立ち寄ったカフェでは、「大きなパンケーキ」をひとりで頼んで、シロップをいっぱいかけて、腹いっぱいの息子たちの前で、美味しそうに平らげていたとのこと。
夫からは「おふくろは、甘いモノばっかり食べている」と前々から聴いていたのですが、お砂糖が貴重な時代に育った名残もあるのかな。
育ち盛りに、甘いモノが食べられなくて、渇望する気持ちが今なお続いているのかしら。
生命の根源からの「甘いの食べたい!」「飢えたくない!」「生きたい!」っていう指令が働いているお義母さん。
わたしの実母に言わせれば、
「そんなに甘いモノばかり食べたら、カラダにさわりますよ」のレベルなんだよね。
でもさ、お義母さんは至って健康なのよ。
母よりもずっと年上なのに。
病気ばかりしてきた母は、何を思うのかな…。
まぁ人の体って、同じにはできていないからね。
お義母さんは、甘いモノを好きなだけ食べて、
体に良くないとされるタバコを吸って、
90歳で東京観光に来て、1万歩を超えて歩く。
若者の言うところの
少なく見積もってもサイコーかよ
ってヤツですよ。 (ん? 使い方、合ってる?)
いいぞ、お義母さん!
その調子で長生きしてくださいね。
***
むかしむかし、あるところに、ふたりのおばあさんがおったとさ。
ひとりは、節制をし、血糖値を安定させることで、健康寿命が延びると考え、甘いモノを制限しながら生きたんじゃそうな。
もうひとりは、カラダが求める栄養・糖質を、欲しいままに、特に甘いモノをよく食べたんじゃそうな。
「健康で長く生きる」ために、「頭・思考」で考えて、食生活に気を配ったおばあさんと、
「食べたい=生きたい」の「心や感覚」を優先させて、それに従って食べたいモノを、食べ続けたおばあさん。
それぞれの甘いモノの摂り方は、まったく違うのに、「長く生きたい」という、おなじ気持ちが根底にあったんじゃ。
不思議なことじゃと思わんかね?
ふたりとも、自分が気の済むように、食べたり、食べなかったりして、いつまでもいつまでも長生きしたんじゃそうじゃ。
めでたし、めでたし。
おしまい。
このふたりのおばあさんの、娘である私と、息子である夫の、食生活のバトルは、だいたい想像がつくであろう(笑)
互いに折り合いをつけながら暮らしているつもりだが……夫はストレスが溜まっているかもしれん……そして、食事に気を付けている私の方が、ガンになっている事実……(笑)
とりあえず、note書いて脳みそ使ったから、甘いモノを補給します。
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