『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』感想 / 海外文学好きにおすすめなゲームブック
ネタバレほぼ無し公式トレーラーはこちら。
自分がこのゲームを知ったのは、2019年の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」にて多部門でノミネートされてて驚いた時。
それから約3年、国内版発売を楽しみに待っていました。
ファミコン時代、ゲームブックってありましたよね?!
自分は持っていなかったけど、流行ってました。
選択肢で「次は何ページへ」みたいな指示に従って読み進めてく単行本。
このゲームをプレイしてるとそんな感覚を思い出しました。
めっちゃ文章量が多くて自由度の高いゲームブック。
自分はなんとか1周終えたのですが、これって、「強くてニューゲーム」的なパラメーター引継ぎ要素は無いのでしょうか?!
てっきり2周目からはハイスペック刑事となり、事件の真相を無双状態になり暴く!が出来るシステムだと最後まで予想してた。違ったの。
またニューゲームからやるとして、初回とは違うステータスを振り分けて、他のストーリー展開を確認してみたいのですが…。
なんせ、テキストのボリュームが凄すぎる!
文章を読む事がそんなに苦痛じゃない方だと思う自分でも、長々と続くやり取りに目が滑る事も多々。
文体も独特な言い回しだらけ。とにかく文章が難しい!
これは相当な読書家におススメ。
難解な海外文学小説が好きな人ならこの作者と通じ合えるのでは?!
Switch Liteで、発売日(8/25)からほぼ毎日やったのに時間かかった~。
総プレイ時間は確認してませんが、相当な時間が溶けた気がします。
摩訶不思議な世界を彷徨い続けてやっとのエンディング。
超大作アドベンチャーゲームを終えた満足感があります。
ジャンルは「テーブルトーク風RPG」だと思いますが、TRPG遊んだことないし馴染みがない。
自分はこれ完全に「コマンド総当りアドベンチャーゲーム」の感覚でやってました。捜査が進展して新しいメッセージが表示される場所を探して、あっちこっちひたすら駆け巡る感じ!
ただし、このゲームでは選択肢はしっかり考えて選ばないと、トンデモ人種差別主義者になったり、政治的思想がブレブレな主人公になってしまうので注意しなくてはなりません。
膨大な選択肢を選ぶうちに、自分だけの主人公像が出来ていく自由度、そういうゲーム好き。←Falloutシリーズが特に好き(突然の好きゲーアピール)
過去の自分の選択で積み上がった見えないパラメーターが登場人物との会話やストーリーに変化をもたらしていく細かさ。たまらんです。
主人公のキャラクター、酒とお薬(アブナイやつ)との付き合い方によっても変化しそうだし、たぶん超極悪非道刑事にもなれる。
でもやっぱり良心が痛むので善良キャラになるように頑張ってしまった。
相棒となる別部署の刑事にも嫌われたくないし、賄賂とか盗みは我慢(笑)
結果、「面目ない…。」と謝ってばかりいる倫理主義者(?)だそうです。
そんなような事を相棒のキムに言われました。性格診断のよう。
キムはこれ絶対人気出るキャラですね。クールで芯がある。
バディとして好感しかない。バディもの好きな人にもおススメ出来ます。
「ミステリー」部分はどうなんだろ。
(うーん?ネタバレなしでは何も言えないやつー。)
あくまで、主人公の人生の数日間を体験するなりきり系ゲームというか。
2周目はもういいかな…と思って感想とかトレーラーを見たらまあこれが!
↓ 前情報何も知りたくないタイプの人は見ない方がいいやつ2つ~。
ちょっと??見た事ないアレコレなんなの?!(特に、あの光ってる人)!
(トレーラーって、ほんと面白そうに魅せてくれるよね。)
レビューにならないただの感想をダラダラとしてしまいました。
やっぱりゲームの話題は書きづらい。想いがまとまらないのよ。
他のプレイヤーの感想が楽しみなゲーム。賛否両論系。
刺さる人にはめちゃめちゃ刺さるゲームである事は確かです。
興味が少しでもある御方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
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海外文学…ワタシ全く読みません…。
「カミュ/異邦人」を読んだ時のチンプンカンプンな感覚を久々に味わった! ↓ この時の自分の読解力の無さにビックリする感じと同じ。
たぶんこのゲームの事も(生きてれば)何十年か先に思い出すでしょう。
それだけのパワーとショックを感じる作品でした。
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