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じゅけん虎の巻~ 覚えやすい?三国志に学ぶ暗記のコツ

 ヤッホ~ひすとり庵です!言わずと知れた三国志。人気の理由の一つは「入りやすさ」かも。漢字を眺めている「漢字から受けるイメージ」とキャラクター達のイメージが重なってくるよ。例えば主役の、、

〇 劉備 玄徳
 「徳」を「備」は備える人、「玄」はと言えば、、、玄米のイメージだったら白米に対して素朴な感じ、かな。なので、実直な人徳を備えた人物像が浮かんでくる。

一方で、玄徳のライバル、乱世の姦雄・曹操はといえば、

〇 曹操 孟徳
 「操」は操るだから「徳」を操る人物、なんだか策略家っぽい感じが出てくる。これもキャラにぴったり。他の英雄たちを見ていくと、、、

〇 関羽 雲長
 「羽」に「雲」、それらが「長い(永い)」というと、何だか雄大な感じ。器の大きい関羽のイメージ。

〇 張飛 翼徳
 「飛」「翼」は天を舞う自由な鳥を思わせる。そこに「張」が加わると何か弾けるような印象が加わって、元気過ぎる豪傑・張飛にふさわしいよね~

〇 趙雲 子龍
 「雲」「龍」は親和性?があって絵画的でクール。これに「子」が加わって「子龍」となるとヤング・ドラゴン!みたいな雰囲気になって、若頭?関羽、張飛の後輩クンみたいな立ち位置にピッタリくる。

 そして、最後は後半の主役、言わずと知れた軍師、、、

〇 諸葛亮 孔明
 「諸葛」はともかく(笑)、「孔」は孔子、「明」は明晰、明快の通じる。品格と頭脳を併せ持った知恵者、まさに諸葛亮 孔明その人!「亮」って感じも印象いいよね☆

 因みに本当は「劉備」なり「劉 玄徳」なりが正式な呼び方とのこと。でも吉川三国志や人形劇では日本風?に「劉備 玄徳」って呼んでたような記憶。
そっちのほうが馴染みやすいよね。

 で、日本史の人物や用語を覚える時にも「漢字から受けるイメージ」を記憶のフックに覚えてみよう!江戸時代の戯作作家たちとその作品を組み合わせると、、、
 
〇 山東京伝 /「江戸生艶気樺焼」
  =>「東京」だから「江戸」なのだ~
〇 恋川春町 /「鸚鵡返文武二道」
  =>「恋」する二人の会話は「鸚鵡返」。「好きだよ」「好きよ」。。
〇 為永春水 /「春色梅児誉美」
  =>「春水」の「春色」、春つながり!
〇 柳亭種彦 /「偐紫田舎源氏」 
  =>「柳亭」って落語家さんぽいので「田舎」者が光「源氏」のフリをする笑い話??とか。 

 ちょっとキビシイ??自分なりにヘリクツでいいから記憶のフックを作ってみよう~

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