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本を読んで思う事

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本を読んだ感想や、感じたことを書き連ねる。
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2020年2月の記事一覧

「ダイエット幻想」を読んで

ダイエットにまつわる様々なことを文化人類学の視点から考えていくのが、本書です。本書は、三…

はまだ
4年前
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「ロバート・ツルッパゲとの対話」を読んで

「大人の幼稚さを通過して、もう一度純粋な子どもの目を取り戻すこと」というのが目的の本書。…

はまだ
4年前
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「死にゆく患者(ひと)と、どう話すか」を読んで

國頭英夫先生による日本赤十字看護大学の1年生のゼミ「コミュニケーション論」の講義録が本書…

はまだ
4年前
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「死者の民主主義」を読んで

イギリスの作家チェスタトンの主張した「死者のための民主主義」というキーワードから始まり、…

はまだ
4年前
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「文化人類学の思考法」を読んで

「世界を考える道具」の詰まった「考えるために役立つ道具箱」が本書です。本書では、様々な「…

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4年前
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「人類学者の落語論」を読んで

「語り」の文化を切り口に、落語への愛を語り、アフリカの言技の文化を眺めていく、という独特…

はまだ
4年前
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「人は語り続けるとき、考えていない」を読んで

「子供の哲学」や「哲学カフェ」といった「哲学対話」といった活動を行なってきた著者による「対話とは何か」「考えるとは何か」といった内容を論じた本です。「対話と思考の哲学」という副題の通り、対話と会話の違い、思考と対話の関係、哲学対話とは何か、という内容を丁寧に考察していきます。 哲学的な対話とは何か、という問いに「問いが後退していく」対話である、という提示から「問い」というものが、どういう性質を持つものか、ということが示されます。一つの問いに対し答えようとすると、別の問い(よ