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AI Innovation Node

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生成AIを活用した新規事業開発プロセスや組織変革のアプローチについて探求するマガジンです。
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#新規事業開発

事業開発において生成AIが役立つとき

こんにちは、NEWhサービスデザイナーのわたなべです! ここ1-2年で生成AIがどんどん進化してきていますが、最近は個人的な作業だけでなく、実際の事業開発案件においても生成AIを活用する場面がかなり増えてきています。その中で「こういうときには生成AIが役に立つ」「こういうときには生成AIには頼らない方が良さそう」という感覚が見えてきたので、一度まとめてみたいと思います。 そもそも生成AIってどんなことが得意なの生成AIの得意なことをものすごくざっくり言うと… 一度に大量の情

AIが描く「絵コンテ」で新規事業を加速させる方法

新規事業の立ち上げにおいて、アイデアをいかに迅速に具体化し、関係者や投資家に伝えるかは非常に重要です。口頭の説明やプレゼンテーション資料だけでは不十分な場合も多く、アイデアを視覚的に表現することが、事業の成功に直結することがあります。そこで、今回は新規事業の立ち上げやサービスデザインで、AI画像生成ツールがどのようなシーンで役立つかについて紹介します。 シーン1:利用シーンやコンセプトの合意形成をビジュアルを使って行う 以前私がいた広告業界、特にCMの制作現場では、アイデ

‐10倍早く、100倍の選択肢から‐生成AIで事業開発を加速させる5つのポイント

はじめに生成AIを活用した事業開発プロセスは、多くの企業にとって新たな可能性を秘めた領域です。しかし、その効果的な活用方法については、まだ模索段階にある企業も少なくありません。NEWhでも事業構想や戦略策定など様々なプロジェクトで生成AIを活用しています。個人的な感覚としては、生成AIなしではプロジェクトを自信を持って遂行できないというレベルまでになってきています。実際に生成AIを適切に活用してみると、得られる情報量と多角的な視点によるフィードバックの回転数が、従来のプロセス

ChatGPTをつかって新事業のコンセプトを”BTCチーム”でブレストしてみる【新事業構想とAI】

さて、ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業構想を検討するためのプロセスの第3回ということで、解決策の検討フェーズでのChatGPTの活用について書いていきます。 最近、新事業を支援する際にChatGPTでアイデア発散したら、あまりうまくいかなかったという声をよく聞きます。僕はこのフェーズにおけるChatGPTの役割は「ネタだし」だと考えています。ソリューションを最後に仕上げるのはやはりヒトです。なので、ChatGPTからは独創性の高いアイデアの創出を期待していません。ヒ