uskkoike / Design Strategist,NEWh Inc.

日本の企業に最適なイノベーション・プロセスをデザインしています。選ばれつづける事業・サービスの創出のために、変化を楽しみ、変化をつくる。🐕🏕📷

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マガジン

  • Business Design Magazine

    • 53本

    ビジネスデザイン・新規事業開発領域で働く方に向けて、NEWhメンバーが日頃の業務で得た気づき・発見・学びをお届けします。

  • business design shift

    「business design shift」は、ビジネスデザインのトレンド、革新的なアイデア、変化の兆しを探るマガジンです。noteにある素晴らしい記事をクリップすることで、ビジネスデザインの可能性を拡張し、持続可能で意味のある変化を生み出すためのインスピレーションの提供を目指してみます。

最近の記事

  • 固定された記事

‐10倍早く、100倍の選択肢から‐生成AIで事業開発を加速させる5つのポイント

はじめに生成AIを活用した事業開発プロセスは、多くの企業にとって新たな可能性を秘めた領域です。しかし、その効果的な活用方法については、まだ模索段階にある企業も少なくありません。NEWhでも事業構想や戦略策定など様々なプロジェクトで生成AIを活用しています。個人的な感覚としては、生成AIなしではプロジェクトを自信を持って遂行できないというレベルまでになってきています。実際に生成AIを適切に活用してみると、得られる情報量と多角的な視点によるフィードバックの回転数が、従来のプロセス

    • 生成AIは人材育成の敵か、味方か? ─ 新事業開発での活用から見えてきたこと

      はじめに:AIと人材育成に関する一般的な懸念生成AIの急速な進化により、ビジネスの様々な場面でAIの活用が進んでいます。しかし、その一方で「AIが人間の仕事を奪うのではないか」「若手社員の下積み業務が代替されて、成長機会が失われるのではないか」という懸念の声も多く聞かれます。私も当初は、人材の育成には一定レベルの経験量が必要であるという考えから、これらの懸念に同意していました。しかし、現在は新事業開発やnoteの記事作成で生成AIを積極的に活用してきた経験を通じて、この考えは

      • 創造的活動の3ステップと生成AIとのコラボレーションスキル┃1.設計する

        大企業の新事業開発プロセスにおいて、生成AIの影響は非常に大きいと感じています。NEWhでは、従来、プロジェクトのキックオフから事業機会を定義するまでに2〜3ヶ月程度かかっていましたが、最近では2週間で完了した事例も出てきています。これは生成AIの力がなければ不可能だったと思います。 しかし、ビジネスデザイナーやコンサルタントの中には、生成AIに対する知見や理解度にばらつきがあるのが現状です。中には事業開発での活用に懐疑的な人もいるかもしれません。一方で、私自身は生成AIを

        • 新事業成功の鍵を握る"Why now"‐大企業が間違いがちな市場選択の基準‐

          大企業の新事業開発において市場を選択する際には、"Why now"と"Why us"という2つの重要な問いを考慮する必要があります。"Why now"は、なぜ今その事業に取り組むべきなのかを問い、市場のニーズ、技術の進歩、社会の変化などを踏まえた適切なタイミングでの事業化を重視します。一方、"Why us"は、なぜ自社がその事業を行うべきかを問い、自社の強みや独自性、競合優位性を明確にすることを重視します。 これらの問いは密接に関連しています。"Why us"の問いに答える

        • 固定された記事

        ‐10倍早く、100倍の選択肢から‐生成AIで事業開発を加速させる5つのポイント

        マガジン

        • Business Design Magazine
          53本
        • business design shift
          46本

        記事

          国内上場SaaS企業の分析から導き出す、大企業の新事業が3年で売上100億円を達成するためのポイント

          大企業の新事業を支援していると、3年で売上100億円という目標がよく掲げられています。さらに、デジタルを活用したプロダクトを開発するため、デザイン思考やリーンスタートアップを実践して、顧客課題から考えたいという要件もあったりなかったり。そこで今回は「この目標と要件は現実的なの?」ということを、SaaSビジネスのグローバルトレンドや国内上場SaaS企業の現状を分析しながら考えていきたいと思います。さらに、3年で売上100億円を達成するための戦略の方向性と重要なポイントを絞り出し

          国内上場SaaS企業の分析から導き出す、大企業の新事業が3年で売上100億円を達成するためのポイント

          生成AIが変える新事業開発のプロセスと求められるスキル

          生成AIの登場により、新事業開発のプロセスが大きく変わろうとしています。ChatGPT、Claude、Perplexity、Stable Diffusion、Createなどの生成AIは、膨大なデータを学習して、瞬時に「正解」を生み出すことができます。文章作成やデザイン、コーディングなど、様々な分野ですでに実用レベルに達しており、アイデアの創出から事業計画の策定、プロトタイピングなど、新事業開発のすべての工程を自動化できる可能性があります。私が所属しているNEWhでも生成AI

          生成AIが変える新事業開発のプロセスと求められるスキル

          【ビジネスデザイナーが読むべきnote】デザイナーとは?生成AI時代に求められる役割とスキル

          「business design shift」は、ビジネスデザインのトレンド、革新的なアイデア、変化の兆しを探るマガジンです。noteにある素晴らしい記事をクリップすることで、ビジネスデザインの可能性を拡張し、持続可能で意味のある変化を生み出すためのインスピレーションの提供を目指しています。 基本的にはクリップのみですが、適時テーマを設定してキュレーションを行うことで、その集合からビジネスデザインに対する「意味」を考察し、より深く理解へと導いていきたいと思います。 第1回目の

          【ビジネスデザイナーが読むべきnote】デザイナーとは?生成AI時代に求められる役割とスキル

          【ビジネスデザイナーが読むべきnote】不確実性とデザイン

           はじめに/創刊のご挨拶少し前に思い立って「business design shift」というマガジンをnoteで創刊しました。このマガジンは、ビジネスデザインのトレンドや革新的なアイデア、変化の兆しを探ることを目的としています。noteには数多くの素晴らしい記事がありますが、それらをクリップすることでビジネスデザインの可能性を拡張し、持続可能で意味のある変化を生み出すためのインスピレーションを提供することを目指しています。 「business design shift」の

          【ビジネスデザイナーが読むべきnote】不確実性とデザイン

          未来をつくる会社のビジョン03【B Corp認証】Patagonia ・ovgo・Kuradashi

          経営アジェンダのひとつとして、サスティナブル、社会的・環境的責任といったキーワードが挙げている企業が多くなっています。持続可能な社会づくりへの貢献は、単なる企業の義務を超え、消費者にとっても重要な価値観になっています。特にZ世代は、製品やサービスを選択する際、環境に対する意識の高く地球の将来を見据えつつ、自分たちの価値観に合致し、持続可能な未来に向けて積極的に貢献する企業を支持する傾向が強いようです。(データなどはいろいろなソースがあると思うので本記事では割愛します) そこ

          未来をつくる会社のビジョン03【B Corp認証】Patagonia ・ovgo・Kuradashi

          大谷翔平選手のアプローチから、新事業における”フィジカルとスキル”を考える

          新年あけましておめでとうございます。2024年、NEWhは創業4年目を迎えます。2023年は新事業開発プロジェクトはもちろん、新事業のためのインフラづくり(人材育成/組織開発/ワークフロー構築)に関わる機会いただきNEWhとして提供価値の”幅”を大きく拡げられた一年となりました。我々と共に歩んでいただき、心より感謝いたします。 さて、2024年のBDマガジンの書き初めは newh inspiration の第3回です。年末年始に出会った「NHKスペシャル メジャーリーガー大

          大谷翔平選手のアプローチから、新事業における”フィジカルとスキル”を考える

          DX時代の新事業を発想するための4つの方向性と21のデジタル視点

          「新事業開発メソッド06」は、DX時代に新事業を発想するための4つの方向性と21のデジタル視点として、NEWh独自のフレームワークである「デジタル・トランスフォーメーション・レンズ(以下、DXレンズ)」を紹介します。 DXレンズとはDXレンズは、世の中にあって「デジタル」をうまく活用している事業/サービスから抽象的な視点を抽出・収集した視点=レンズ集です。 例えば、スマートフォンを抽象化してみると「無価値を価値化する」という視点が抽出できます。スマートフォンは電車の中で何も

          DX時代の新事業を発想するための4つの方向性と21のデジタル視点

          ChatGPTをつかって新事業のコンセプトを”BTCチーム”でブレストしてみる【新事業構想とAI】

          さて、ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業構想を検討するためのプロセスの第3回ということで、解決策の検討フェーズでのChatGPTの活用について書いていきます。 最近、新事業を支援する際にChatGPTでアイデア発散したら、あまりうまくいかなかったという声をよく聞きます。僕はこのフェーズにおけるChatGPTの役割は「ネタだし」だと考えています。ソリューションを最後に仕上げるのはやはりヒトです。なので、ChatGPTからは独創性の高いアイデアの創出を期待していません。ヒ

          ChatGPTをつかって新事業のコンセプトを”BTCチーム”でブレストしてみる【新事業構想とAI】

          ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業を構想するプロセス ‐ 課題の定義【新事業構想とAI】

          さて、ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業構想を検討するためのプロセスの第2回ということで、課題の定義フェーズでのChatGPTの活用について書いていきます。ちなみに、この記事では、自分が考えた課題仮説がある状態から対話を進めていきます。そのため、全く課題仮説がない状態ではあまり参考にはならないと思います。ChatGPTと対話する際は、精度は高くなくても構わないので、ある程度の枠組み・仮説があった方がよいアウトプットに繋がりやすくなるという印象があるので、ぜひ意識してみて

          ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業を構想するプロセス ‐ 課題の定義【新事業構想とAI】

          ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業を構想するプロセス 第1回 導入・準備【新事業構想とAI】

          さて、OpenAIが発表したGPT4-Turboなどを考えながら、なんとなくソワソワしている小池です。「スマートフォンがもたらした大きな変化を超える何かが起きる。これは時代の転換点になるぞ」と確信しています。けれど、言語化できていないし、まだ準備もできていない。ざわざわ。そわそわ。NEWhでもChatGPTなどAIを活用した全く新しい新事業構想のプロセスを発表できるといいなー、っていろいろ実験はしています。この記事はそんな実験を少しだけまとめていく【新事業構想とAI】シリーズ

          ChatGPTとの対話で、魅力的な新事業を構想するプロセス 第1回 導入・準備【新事業構想とAI】

          発信を仕組み化すると個人とチームがどんどん強くなっていくかも、という挑戦【INSP.02】

          最近は曖昧さのある中間色がスキな小池です。さて、newh inspirationの第2回はNEWhのビジネスデザインチームではじめている「Business Design Magazine(以下、BDMag)」という発信活動を通じて僕が感じていることを書いていきます。といっても、はじめてから1ヶ月程度なので所感レベル、もしくは所信表明に近い内容になるかもしれません。ただ、組織・プロジェクトチームのリーダーをしているが、利益創出のための業務が優先となりなかなかナレッジが蓄積してい

          発信を仕組み化すると個人とチームがどんどん強くなっていくかも、という挑戦【INSP.02】

          社会と会社って何だろう、から考える「社」のストーリーと新事業のはじまり【INSP.01】

          newh inspirationとは日々の仕事や生活で考えたこと、気づいたこと、みなさんに聞いてみたいこと、などを気軽に書ける「newh inspiration (ニューインスピレーション)」というシリーズをつくりました。本当に小さいことにもスポットを当てたいので、タイトルも小文字に。いろいろ書きたいことがでてきそうですがストレスなく不定期更新でゆるりとやっていきたいと思います。 木を見て森を見ずの新事業では、第1回をはじめます。新事業開発の界隈では「まずは顧客視点で考える

          社会と会社って何だろう、から考える「社」のストーリーと新事業のはじまり【INSP.01】