菊の花がわからない若者は少なくない
風流の種を蒔くこと 若者にムズい古文を教える意義は
古文教えていて気づくこと。
男子高校生が菊を知らないのは珍しいことではない。
「菊」という言葉はさすがに知っているけど、意識して見たことがない。
ゆえに、どんな花なのかわからないのです。
そのような生徒さんに、例えば『蜻蛉日記』の「うつろひたる菊」を講義することのむずかしさといったら……。
されど、いつかその人が菊を愛でるようになるかもしれない。
そのきっかけを私は施しているのかもと、考えるようになりました。
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