繊細さんのカバンと繊細さんの頭の中
昨年、HSCの子どもを持つママ達から相談を受けたときに、「なぜ1つ1つの物事で繊細になり、みんなと同じスピードで物事を進める事が出来ないのか」というような悩みを聞くことがありました。
この話を受けて、私が話した内容を少しご紹介します。
繊細さんは、頭の中に何かをインプットしていくとき、タンスを作っている方が多くいます。
この情報は脳のこの引き出しに、この情報はその隣に、あの情報は下の段に、という感じです。
器用だなと思われるかもしれませんが、時々その頭の中にあるタンスのお手入れしないと、まるでそれは沢山の雑草でいっぱいになっている庭のようになります。
繊細さんは、受け取る情報が丁寧過ぎるので、タンスに入れる時もグチャグチャに入れるのではなく、揃えながらキレイに入れようとします。
だから時間がかかるのです。
実際、家にあるタンスの引き出しを開けてみるとわかると思うのですが、きれいに並べてある方が、何がどこにあるのか一目で分かりますよね?
時間がかかるけれども、深く受け止め時間をかけた分だけ、情報の記憶力は抜群な方が多いです。
それから、みなさんは日頃どのようなカバンを好んで持ちますか?また、カバンを購入するとき、何を重視しますか?
私がこれまで見てきたHSPさんのカバンは、ポケットが多く、もしポケットが少ないカバンであったとしても、中でキレイに仕分けをしているのです。
(ファスナー付きの袋などで)
これは頭の中のタンスと同じことが、カバンに起きています。
心の中や頭の中を整理するための予防行動として、カバンの中がきれいに仕分けされているのです。
受け取る情報だけでなく、誰かから頂いた品物や自分が手に取る物を、どこのポケットに入れるのかを考えることにも時間を使うので、何かに取り組むときも、準備するときも、非HSPさんよりも時間は、かかります。
でもその分、物を大事にしていく心があるのではないかと私は思っています。
このように繊細さんには、沢山の魅力があります。
それでももし、自分の繊細がゆえに疲れてしまう、不安になる、という方は、いつでもご相談ください(^^)
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