[翻訳手帳]#2 韓国で「マクドナルド」と言っても通じない?
この翻訳手帳は、ぼくが韓国語の翻訳をしていて、「あれ?」と思った表現などを書きまとめたページです。
今日の話題は、外来語の翻訳は難しいという話です。
ハンバーガー店の「マクドナルド」ですが、韓国でマクドナルド言っても通じません。
もうずいぶん前の話ですが、ぼくもこんな経験があります。
道端で、「近くにマクドナルドはありますか?」と聞いたんです。
「マクドナルド? なんですかそれ?」
「え、マクドナルド知らないんですか?」
ぼくはこれですよと言って、マクドナルドを英語で書いてみせた。
「McDonald's これですよ」
「あ、맥도날드(メッドナルドゥ)ね」
その時、韓国語で「マクドナルド」は「맥도날드(メッドナルドゥ)」と言うのを知りました。
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このように、外来語は韓国と日本では発音の仕方が違うため、翻訳するときは非常に気を使います。
たとえば、こういうのもあります。
「アルゼンチン」は、韓国語で「아르헨티나(アルヘンティナ)」言います。
「トルコ」は韓国語で「トーキー(터키)」です。
例を上げればきりがありません。
上のように、すでに知っている外来語であれば難しくないのですが、知らない単語だといちいち調べないといけません。
特に人の名前などは、調べても日本語で翻訳されていない場合もあり、韓国語をそのまま訳していいのか、判断に迷う場合もあります。
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こういった場合は、韓国語の元になる原語で調べてみると、日本語に訳されていることがあるので、これを参考にします。
こういった翻訳のズレを無くすためには、日頃からニュースなどから幅広い知識の習得をおすすめします。
特に、韓国語の記事を日本語に翻訳したものと、日本の新聞社の記事を比較すると、表現方法の違いがわかり、参考になります。