ねこのて

初めまして。ねこのてです! 中堅診療放射線技師として総合病院で働いています!。 治療含め一通りのモダリティ経験者です。ICLSインストと日本DMATも取得してます😌 放射線技師目線からの学習記事を書いてます。Twitterでもお知らせしてるので、ぜひフォローお願いします〜!🙆

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自己紹介

初めまして。ねこのてと申します!  とある総合病院で診療放射線技師をしてまして、経験はまぁ…中堅に差しかかってきた感じですかね?笑 最初はがむしゃらにやっていた仕事も、関わり方や他の医療職の事についても考える余裕が生まれてきています。  みんな、御自身のされているお仕事の「意味」を考える事が一度はあったかと思います。性格にもよるんだろうなぁと思いますが、私は割と考える方でございます。笑 さて、 診療放射線技師って職業のこと、ご存じですか?             、、

    • 【まとめ】外傷救急に強くなる④ 〜 Secondary Surveyその1 〜

      ども!ねこのてです! ご無沙汰しています。期間が空いてしまいました〜〜、今年の年度末は、例年より毎日なんだか多忙で、なかなか更新できず気にしてました。 外傷救急について記事にしていましたが、4回目はいよいよSecondary Surveyに入ります。ABCの安定化は前のフェーズのprimary surveyである程度終了していましたね。  ここでのフェーズの目的は、AMPLE historyよる情報収集と、外傷(特に高エネルギー外傷)による身体的なメカニズムを評価するこ

      • 【まとめ】外傷救急に強くなる③ 〜 Primay Survey 〜

        ねこのてです! 年度末で、最近仕事がたてこんでいました。なかなか更新出来ない・・うぐぐ!  さて今日の記事は前回から少しフェーズを進めて、Primary  Surveyをみていきます。前回やった外傷患者搬入時におけるQuick Surveyの目的は、簡単にいうと「パッと見の評価」でしたね! 今回やるPrimary  Surveyとは、「一次観察」の事です。 ABCDEの項目各々に対して「評価・分類」を2〜3分で行い、それをもとに適切な介入をしてABCを安定化することを目的

        • 【まとめ】外傷救急に強くなる② 〜 Quick Survey 〜

          ねこのてっす! 今日は午後から超音波の勉強会があるので、それまでにひと記事! 外傷救急の記事を最近扱っています。何回か以前の記事で言っていますが、病院における業務は、 「主訴/症状からの医学的評価」→「(介入が必要かの)分類」→「介入(医療行為)」 の繰り返しです。 この事は、当たり前なようですが実は非常に重要で、言われてハイハイと思っても、実際の業務でなかなか意識がいきにくいものです。 「今どの段階か、その段階で何が必要か、今勉強している事はどこで必要なのか」を丁寧

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          【まとめ】外傷救急に強くなる① 〜外傷救急の総論〜

          ども、ねこのてです!!  今回からは「外傷救急」についてまとめていきます! 私の割と得意な分野ですね。なので少し長いシリーズになるかもしれませんが、またキリがいいなぁと思ったらやめます・・・まぁ、記事は私の備忘録も兼ねているので、満足いくまでたらたら書きます笑。 いつものように、医療職でない方にも「そーいうことやってんだ!」となって欲しいので、なるべく噛み砕いて書いてく予定です!何か残る知識としての記事にしたいと思います。  さて、交通事故や高所からの落下など、救急の日

          【まとめ】外傷救急に強くなる① 〜外傷救急の総論〜

          【臨床生理】血液の「循環」を考える③ 〜ショック〜

          こんにちは!ねこのてです!  最近は、人の「循環」について記事にしています。心臓のトラブルで血液の循環が滞る(渋滞が起こる)と、それが連鎖して色んな症状が出てきてしまいましたね。 そして、渋滞の原因についても前回軽く触れておりました! 今回は、その循環トラブルを生む原因の一つである「ショック」についての記事です。 「ショック」という言葉は、実は医療職でない人と医療職では意味が全く違う言葉でして、医療業界では「アカウント乗っ取られてまじショック・・・」というような意味では

          【臨床生理】血液の「循環」を考える③ 〜ショック〜

          【臨床生理】血液の「循環」を考える② 〜“渋滞“が起こると〜

          ねこのてです!  前回は「循環」について触れました。体をぐる〜っと一周しましたね! 今回はその循環が破綻する状態を場合分けをして考えていきます。 循環をメインで担うのは、なんたって心臓! わたしたちが寝ている時も、お風呂に入っている時も心臓は休まず働き続けてくれているんです。今回は心臓の循環が大切ですから、みなさん習っているでしょうけど、軽くおさらいしときます! おさらい心臓を中心とした循環のおさらいはこの絵で十分だと思います!どん!  心臓には4つの部屋がありますよ

          【臨床生理】血液の「循環」を考える② 〜“渋滞“が起こると〜

          【臨床生理】血液の「循環」を考える① 〜体内を巡ってみよう〜

          まいど!ねこのてです!  前回あたりで血圧とか血流の話が出たので、それに付随して血液の「循環」の話を軽くしちゃおうと思いました! 「循環」を辞書で調べると、、「ひと回りして元にかえり、それを繰り返すこと」とありますね。体内における血液の循環はどんな感じでしょう。そしてそれらが障害されると、体にはどんな症状が出るでしょうか?いつものように、少し考えてみます! いざ「循環」の旅へ!血液になったつもりで想像して見ましょうか! 少し細かく行くので、簡単な体の地図を持ってください。

          【臨床生理】血液の「循環」を考える① 〜体内を巡ってみよう〜

          【臨床生理】「血圧測定」が意味するものを理解する②

          ねこのてです〜!  血圧をテーマにした記事の2回目です。 cell functionが低下すると、身体に様々な症状が出てきます。その症状は細胞機能が低下した臓器ごとに特徴的な症状が出ますが、どういった項目で評価されているのかを見ていきます!  私たちの体はとても優秀で、cell functionに異常が生じた時、すぐ失神したり不整脈が出てくるわけではありません。生命維持に必要な部分の機能を最後まで残そうとしてくれるんです。細胞機能が低下して、生命の危険だ!!っていう状態の

          【臨床生理】「血圧測定」が意味するものを理解する②

          【臨床生理】「血圧測定」が意味するものを理解する①

          ども!ねこのてです!  今回は「血圧」について記事にします。生理学ですね! 血圧という測定値はものすごく身近なものですが、その測定値が意味するものをご存知でしょうか。 「血液が流れる時の圧力に決まってんじゃん」と思っている方は、それだけでは少し足りません。  今日はこの記事を通して、「血圧」の意味をしっかりマスターしましょう! はじめに 以前、「転写と翻訳」の記事で細胞の機能の話に触れました。 細胞にはそれぞれ役割があって、それを日々担ってくれています。そして、その細胞

          【臨床生理】「血圧測定」が意味するものを理解する①

          【まとめ】上腹部における「腫瘍の由来臓器推定法」

          どもっす。ねこのてです! 今年は本当に雪がすごいです。 物置の上に積もった雪はこんもりし過ぎてて、もはやケーキなのか角煮なのかわかりません。そしてぼけっと窓の外を見ながらそんなことを考えていたねこのてはふと思ったのです。 「そうだ、どーせぼけっとしてるなら、あんまり教科書に載ってなくてすぐ使える気の利く記事を書こう」と。笑 早速なんですが、院内で医用画像に関わるみなさん。まずはこの画像を見てください!どんっ! http://www.jshbps.jp/modules/

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          【まとめ】上腹部における「腫瘍の由来臓器推定法」

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          【医用画像関連】あき、さじ、ころ、おぶりーく

          ども!ねこのてです!  ここ最近は記事の内容がやや濃いめだったので、ついつい基礎を忘れてました! ねこのてですね、実は医療職向けに「肝臓の画像解剖」について記事を準備しているんです。肝臓の血管解剖にも突っ込んでいて、それなりにまとまった記事なりそうな気配があるので、ここいらで一度シンプルな画像の基本を一つと思いました。 今回は学生さんやお仕事が医療職でない方向けの医用画像に関する記事なので、シンプルで理解しやすいと思います!内容は、3次元画像における人体の切り方について

          【医用画像関連】あき、さじ、ころ、おぶりーく

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する④

          こんちは!ねこのてです!!  やー、今回は絵もたくさん描かなきゃだし、伝えようとすると文章難しいし、文才のない私には難しいテーマでした。 まぁ今回はですね、前回告知していたように、 「軸を意識した腹部臓器配列の知識を使うと、どのように画像を見る目に変化があるのか」をチラッと見ていきます!血管造影や単純写真など、画像上は輪郭の見えない臓器が想像できるようになるはずです。訓練していかないと身につかないので、ニュアンスだけでも伝わるといいなと思います、、 じゃ、さっそく CT

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する④

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する③

          ども、夜勤明けのねこのてでございます!  働いたぜ・・・。なんとも言えない解放感と疲労感。くぅー明るい日差しが眩しい、、!おつかれ自分。ハロー、ワールド。 そして、わたくし記事を書くのが割と好きかもしれなくて、お昼寝前に書いちゃおう!って感じのテンションです!  さて、そんなテンションで書こうと思っている今回の記事のテーマですが、発生学を少しまじえて、1、2回目の記事の解剖知識をより固めていくことを目的とします。 頭の中での想像が要求されるので、習得するのに少し骨のいる作

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する③

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する②

          こんちは!!ねこのてです!  腹部解剖を違った切り口で見ることで解剖の本質を押さえてしまおうぜぇ!!!という今回の記事。そのためには、「配列軸」と「臓器の軸」に着目する必要がありました。早速ですが、今回はその二つの「軸」について、詳しく見ていきましょう〜!! 腹腔を「箱」として考えると臓器配列の軸が見えてくる まず、人のお腹を「箱」として考えてみましょう。 まだ何も入っていません。空っぽの状態。ちなみにねこのて腹へったなうです。  これからたくさんの臓器をこの箱に入れて

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する②

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する①

          ども!ねこのてです!  何書こうかな〜って考えているうちに少し時間が空いてしまいました。けど、やっと決まりましたよ! 今回からはですね、「腹部画像解剖」について少し話をしていこうと思っています、ハイ。一般的な見方とは少し違う切り口での考え方になるので、この記事が「これまでとは違う画像の見方をするきっかけ」となれば嬉しいです! さてさて、放射線技師が扱う画像はですね、レントゲンにはじまりCT・MRI・RI・血管造影・超音波検査など種類が多く、各々に画像解剖知識が要求されま

          【解剖学】腹部解剖の本質を理解する①