〈スウェーデン・ゴットランド島〉で魔女のキキを探す旅③🐈⬛🧹
暮らすように旅をする
私のぶらり旅日記を開いてくださり
ありがとうございます。
バタバタと色々なところへ飛んで歩くよりも、
まったり、
マイペースに、
行きたい方へ、
まるでその街に暮らしているかのように
旅をしたい。
旅のモットーは「行き当たりばったり」
そんな私ののんびり旅にようこそ。
今回は魔女の宅急便コリコの街のもう一つのモデルの地、スウェーデン・ゴットランド島へのぶらり旅。
ゴットランド島はバルト海最大の島で、
世界遺産にも登録されています。
「ゴットランド」の名前の由来は「ゴート族の地」という意味だそう。
最も有名なのはVisby(ヴィスビュー)という、
中世12世紀から17世紀まで、ハンザ同盟の重要な交易地として栄えた都市。今でもその時の面影を残しています。
今回の目的地はそのVisby
街全体がまさにコリコの街そのもの。
魔女の宅急便が好きな方はもちろん、
旅好きな方も、おとぎ話が好きな方も、
中世の雰囲気のままに時間が止まったかのような可愛らしいおとぎの世界を是非ご覧ください🐏
昨日少ししか食べられなかったデリの残りと
りんごを朝の軽食にいただきます。
昨日変圧器を買いに公園を歩いたら、とても気持ち良かったので朝の散歩に行ってみます。
今日は真っ赤な半袖ワンピースに、昨日と同じ黒のレザーコート。
朝は結構肌寒いので丁度いいです!
赤のワンピースはmanana suerte(マニャーナスエルテ)いう洋服のブランドで購入したもの。
このブランド、デザインが魔女っ子ぽくて、とても可愛くて好きです♡
レザーコートは三茶のお気に入りの古着屋さんで見つけたもの。
7:00 スウェーデンで自然を感じる朝活
バックサウンドのおすすめ⇩
(曲名のところをタップしてくださいね)
今日も晴天
それだけで幸せ✨
朝のスウェーデンはひんやり肌寒くて、
緑の絨毯が朝露でキラキラ輝いて、
砂利を踏み締める私の足音と、
遠くからカモメの鳴き声が聞こえて、
小さなトンボが沢山飛んでいました。
胸いっぱいに新鮮なスウェーデンの空気を吸い込む🌳☀️
カモメの鳴き声がする方を目指して歩いていくと、絵本の世界のような並木道に着きました✨
何種類もの鳥の鳴き声
自然のBGMが心地いい🌳
気の向くままに歩いていくと目の前に湖が。
年配のご夫婦が橋の下を覗き込んでいて、何かと思ったら、、、
向こう岸に行ってみたいけど、
時間がなくなってきたので引き返します。
8:00 日の当たる窓辺で朝ごはん
30分だけ散歩するはずが1時間も経ってました。
日の当たる窓辺でいただきます♪
キキの朝ごはんをイメージして盛り付けた🥓🍳
会場には10組ほど宿泊客がいますが、
みんなまだ眠そうで、とっても静か。
食器のカチャカチャという音が心地よく響く。
8:30のバスに乗るために少し急いで食べます。
塩気が効いててどれも美味しかったです。
ごちそうさまでした🙏
ホテルに泣く泣く別れを告げて、
バスに乗車 8:30
素敵なホテルでした♡
キッチンで料理できたら良かったのですが、、、
そこだけ悔いが残りますね。
とっても気持ちよく晴れた青空とスウェーデン郊外の街並みを眺めます。
9:00 ゴットランドへ向け出発(予想外のハプニング)
ストックホルム中央駅に到着
余裕をもって来たので30分ほど時間があります。
角野栄子さんの『魔女の宅急便』を読みながら待ちます🧹
ゴットランド島への行き方は、
ストックホルムからニュネスハムンへバスで1時間ほど。ニュネスハムンからフェリーで3時間。
バスはフェリーとセットで購入できます。
価格は席や時期にもよりますが、この時は
行きのバス+往復フェリーで15,000円。
チケットは乗船時間の3時間前からスマホにインストール出来て、着いたらスキャンするだけ。
フェリーターミナルに有人カウンターもあるので、そこで受け取りもできるし、混んでなければ当日購入も出来ます。
バスが到着🚌
2台あったのでどっちに乗ればいいか聞いてみると、どっちもゴットランド島行きだと言うので、
2階席がある前のバスに乗り込みます。
中は綺麗で広々しているし乗り心地も最高です。
少し曇っていますが、見てくださいこの雲☁️
羊毛の絨毯が空に敷かれたようでとっても可愛い☁️🐏ふわふわ
ゴットランド島は「幻の羊」と呼ばれるゴットランドシープで有名で、羊がトレードマークになっています。
幸先のいいスタート♡
今日は雲が多い1日かなぁと思っていたら、
バスがニュネスハムンに向けて走るにつれ、
雲が晴れてきました☀️
車窓から景色を眺めながら「やさしさに包まれたなら」を聞いたら、感動で涙が止まらない😭
ずっとずっといきたかった北欧に今まさにいて、
しかもこれから大好きな魔女の宅急便の街コリコに行くなんて信じられない✨
今まで憧れていた気持ちがどっと押し寄せて、
感極まってしまいます。
それでもなんでこんなに涙が出てくるのかわからず、ただただ滝のように流れる涙を拭き拭き、
鼻をかみかみ感動に浸っていると、
急にバスが速度を緩めて、後ろのバスが追い越していきました。
そして、ぐるっとUターン。。。
あれれ?ストックホルムからニュネスハムンまで1時間の距離、到着まであと15分です。
何かあったのかと心配になり、でもすぐに引き返すだろうと思っていましたが、全く引き返す兆しなし。ズンズン元来た道を戻っていきます。
他のお客さんも同じようにどんどん心配になり、キョロキョロ、下に行ったり、上がってきたり。
すると運転手さんからアナウンスが。
スウェーデン語でしか説明されず全く分からない。
みんな一緒だから大丈夫と分かっていても、
やっぱり心配になってしまいます。
フェリーの時間に間に合わない。
誰かが具合悪くなって緊急事態なのか、
忘れ物したのか?
なんなんだ💦
思いつく限りの原因を考えながら、焦る気持ちを落ち着かせていると、ちょうど階段を登って戻ってきたお母さんがいたので、勇気を出して聞いてみました。
👩🏻「あの💦何が起きてるんでしょう、、、」
👱🏻♀️「よく分からないけど、乗り遅れた人を迎えに行くんだって」
え゛ぇ???
あと15分で着くのに50分かけて引き返して、
また1時間?????
👩🏻「間に合うんですか?」
👱🏻♀️「彼曰く間に合うらしいわ」
本当に?
まぁどうすることもできないので、ドライブを楽しみました。
泣き疲れて寝ていたらストックホルムの街並みが見えました。
そして、乗り遅れた人を乗せて再出発🚌
もう、景色も散々見たので体力温存のために寝ます。
フェリーの乗船時間は11:25
でバスが着いたのは11:25!
みんな薄々分かっていながらも急いで乗り場に向かいます。
みんなで助け合いながらキャリーケースを下ろします。運転手さんも必死💦
みんな知らない人だけど、急げ〜!って心の声が聞こえてくる。
もう不安とか何もなく、ただただこの状況が
楽しくて面白すぎて吹き出しそうなのを我慢w
乗り場に着くと、ちょうど出発したばかりのフェリーが遠ざかっていくのが見えました🛳️
メガネのすらっとしたお兄さんがこっちにやってきて、こんにちは!って声をかけてくれて、
👱🏻♂️「日本人ですか?どこから来ましたか?」
って日本語で話してくれて、
急な日本語の切り替えにあたふたしながらも、
私も片言で
👩🏻「トウキョウ!」
👱🏻♂️「トウキョウね〜!いいですね〜!
(英語で)ご覧の通り、船は出発してしまったんですよ〜。でも、あのカウンターにいるお姉さんのところに行って次の12:45の切符に変えてもらってね!」
と、優しく教えてくれました。
教えてもらった通りカウンターに行くと、
12:45の切符に変えてくれただけじゃなく、
料金を全て返金してくれて、
しかも、
予約した席より2段階もグレードアップしたflont loungeのチケットをくれました✨
不幸中の幸いですね。ラッキー!
12:30 フェリーでゴットランド島へ
みんなで船に向かいます🚢
中はとても広々として綺麗。
自分の席を探します♪
席はこんな感じ。
観光シーズンじゃないのと、日曜日だからか、
お客さんの数も少なめでした。
隣も人がいないみたいでゆったりできそうです。
船内にはレストランもあって、パスタなどの料理からスウェーデンらしい生サーモンのオシャレなランチボックス、トルティーヤロール、
などなど、たくさんありました。
トレーに乗せて最後にお会計をするシステム。
私はそんなにお腹が空いてないから軽食っぽいのがいいなぁと、
悩みに悩んで、、
選んだお昼ご飯はこちら
・レモンとルバーブのマフィン🍋
スターアニスがアクセントでとても美味しい🤤
初めて食べる味に興味津々。
・ルイボスチャイ
・ラズベリースムージー
どれもとっても美味しくて、
お昼ごはん選びは大成功です♡
その後デッキに行ってみましたが、この日は開いておらず、、、
でも、船内の探検ってとっても楽しいですよね✨
とっても良いお天気だから外に出たら気持ちいいだろうなぁと思いながら中から眺めます。
16:00 ゴットランド島に上陸
魔女宅の世界
そろそろ着きそう✨
1番前に行って陸が近づいてくるのを「海の見える街」聴きながら眺める私の夢。
キキが貨物列車から飛び立って、空中で回転した後に「見て〜海の見える街よ!」っていうあの名場面。
見えるかな〜
見えました〜🧹
また感極まってしまう。
いよいよ船着場に到着し、
まずは今回の宿に向かいます!
皆さんに早く紹介したい
今回の旅で1番楽しみにしているホテル。
全てお気に入りですが、今回のは特別です。
見つけた瞬間ここにする!って決めました。
まるで、キキが住むパン屋さんの上のお部屋みたいなんです🍞
コリコの世界に入り込むには時間はいりませんでした。
聖ペテロ教会
1161年に建てられたドイツ教会だそう。1600年代初頭に取り壊されましたが、遺跡として保存されているVisby最古の教会です。
街の中に自然と溶け込む中世の遺跡に圧倒されます。
石畳が結構ゴツゴツで重いキャリーを引くのに
一苦労でした。
目に映るもの全てが可愛いんですが、
どういうことでしょうか♡
しかも本当にラッキーなことに、今日は日曜日なのでほとんどのお店が閉まってるんです。
どうしてラッキーかと言うと、
ゴットランド島って夏のバカンスシーズンは
沢山の観光客でごった返すらしいんですけど、
今は5月で観光客も少なく、しかも今日は休日。
まるで、街全体が眠ったようになってます♡
本当に可愛い😍
ショーウィンドウの中に可愛いものがたくさん閉じ込められていて、
店内は真っ暗、外は輝くような青空。
お話の世界みたいですね。
この気持ち伝わるでしょうか。
どうやって説明したらいいか分からないですが、
兎に角、街が眠っているみたいで、
今はもう使われていないおとぎの世界みたいで、可愛いんです〜♡
日曜日にきて本当に良かったです。
5月・日曜日・お天気←おすすめですよ✨
でも、6〜7月の薔薇が咲き乱れる季節も行ってみたいんです✨
ガタガタ道を寄り道し、立ち止まり、休憩しながら歩くこと30分。
16:40 特別なホテル
バッグサウンドのおすすめ⇩
フロントのお姉さんが出迎えてくれました♪
「この重い荷物で歩いてきたの〜?疲れたでしょ〜」
優しい😭
このホテルの説明もしてくれました!
以下説明より↓
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ホテルの名前は、庭にある古い廃墟の名前「Helge And」に由来していて"聖霊 "を意味する そうです。中世に「ヘルゲ・アンデ教団」によって運営されていた、老人や貧しい人々、病院、旅行者のための住居が集まってできています。
800年以上の歴史があるホテルなんです。
2006年にホテルに改築され、20の部屋があります。 どの部屋も個性的で、同じ部屋は二つとありません。
メインの建物(レセプションとバー)は1200年代半ばに建てられたもので、
15世紀にはシトー会のシスター(修道女)が
ここで生活していました。
11号室から15号室は最も古い部分。
1号室から10号室がある部分は17世紀に建てられた「ヘルゲアンズハウス」で、
1946年までヴィスビー最初の病院でした。
駐車場の隣にある部屋番号18号室から21号室の小さな家は1850年代のもので、
かつてはここに洗濯屋がありました。
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これはもう、遺跡に泊まるといっても過言ではないですよね✨
地図をくれておすすめスポットもいくつか紹介してくれて、いよいよお部屋に案内してくれます!
👱🏻♀️「ゴットランドは初めて?」
👩🏻「初めて!」
👱🏻♀️「どうやって見つけたの?」
👩🏻「魔女の宅急便って知ってる?」
👱🏻♀️「あぁ!!知ってる!」
👩🏻「ゴットランドは魔女の宅急便のモデルになった街なんだよ〜!魔女の宅急便大好きで来たかったの」
👱🏻♀️「だからゴットランドに来たのね!それ凄く面白いね!」
私が予約したのは11号室。
1番古いところです。
ドキドキです
お部屋には10個くらいランプやランプシェードが備え付けられています。
今は白夜の時期だけど、冬は日が短く暗い分、
ランプの光がキラキラでとても幻想的になるんだろうなぁ
シャワールーム・洗面台・トイレのお部屋も付いてます!
ここまで読んで是非泊まってみたい!という方のためにこちら貼っておきますね。
17:00 町へ
ホテルの中をささっと見て、細かいところは帰ってきてからのお楽しみ。
荷物を置いて出掛けます。
あまりにも可愛らしい鳴き声なので
皆さんにささやかなプレゼントです🎁
ボタニカルガーデンの端に行くと要塞がありました。
砲弾用の穴から覗いてみると、、
海が見えます✨
海岸へ通じる出口を探します。
美しすぎてしばらく立ち尽くしていた私、、、
心が浄化される気がします。
海を眺めるとどうして悩みとかどうでもよくなるんでしょうね。
みんな芝生に寝転がったり、ピクニックしたり。
贅沢に堪能したあと、また先へ進んでみます
この時写真撮るのを半分諦めている私、、、🤦🏻♀️
街中全てが可愛すぎて、どこを取ればいいのか、、、
旅の途中ですが、
次の記事に続きます⇩
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