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#小説

2021、すきだった本と日々のこと

¥300

「一番好きな人」と「結婚する人」は違うけど、選ばなかった人生を心に秘めながら生きる。

私には今付き合っている人がいて、1ヶ月前くらいから一緒に住んでいます。 彼とは数ヶ月前に出会い、いろいろなタイミングが重なって住まいをともにすることになりました。2人とも結婚適齢期、まわりもどんどん身を固めていっているなかでの同棲。その先に結婚を見据えているということは、彼の言動からもわかりやすいくらいに伝わってきます。 私も一緒に住むとなったときから、あぁ、きっとこのまま結婚するんだろうなと感じました。彼との日々はとても穏やかで、マッチングアプリをさばきまくっていた(汗

終わった恋の、正しい始末のつけ方

「本当の愛」というものを知らないくせに、大きな口を叩きますがね。 大人になると、時々、常軌を逸した失恋を経験してしまうことがあるじゃないですか。 あれ、なんとかならないもんですかね。 「あの経験をして良かった」 そんな風に思えるのは少なくとも数年先で、あいつに似た姿を街中で見かけるだけで、普通にパニックになりますからね。 「可愛い私を見ろバカ後悔しろ死ね」という思いから、SNSをアヒル口の自撮りアイコンに切り替えてしまいますからね。 その人の名前によく似た駅や、土

「あぁここが好きだった」とこぼれ落ちる時は大抵

「あぁ、ここが好きだった」とこぼれ落ちる時、そういう時は大抵、すでに少し遠くから、その人を見ている。 物理的にかもしれないし、心理的にかもしれない。一歩離れた時それに気付くような気がする。 そういう風に、好きなところ・好きだったところに気付く時、ちょっと寂しいけれど、自分で無意識の内に、少し遠くまできてしまっているのかもしれない。 「好きだなぁ」「好き!」「こういう所が好きなんだよなぁ」みたいな、そういう「好き」の“温度”とはすこし違う。 「 あぁ 」という、感嘆が出

28歳

28歳。新卒で入った都内のセールスプロモーションの会社を辞めた。退勤は毎日23時を廻る。時折会社に4日間ほど泊まり込む。そんな勤務は少しずつ身体と頭にダメージを与えた。辞めると定収入が途絶えるのでバイトでつなぐ。学生の時にもやっていたテニスインストラクター。それだけでは厳しい。大学同期のKが家業のビルメンテナンス会社に入っていた。声を掛けてくれた。うちでバイトしないか? 新大久保にある小さな会社。少人数で現場を廻る。社名にビルメンテナンスとあるが、要は何でも屋だ。公共施設や

ある中学生の初恋。【夕暮れの片野君】

【はじめに】 この物語は、筆者が実際に体験し、脳に強く焼き付けている映像を文章に書き出したものです。 その時の強い思いと共に残していたので、ところどころ美化があったり事実と異なることがあるかもしれませんが、基本的にはノンフィクションです。 こんな中学生実在したのか?!とツッコミながら書きましたが本当の話です。 すこし長いですが、もう結婚して子供も2人産んだわたしが、ずっと大事にとっておいた思い出の話をします。​ 2020.8.25 追記:公開から2日の間に、たくさん

noteの記事タイトルの付け方について、コピーライターが真面目に考えたら、13の技にたどり着いた。

記事タイトル。 そいつは、今日もどこかで誰かを悩ませている。 一ヶ月かけて綴った渾身の10,000文字も、記事タイトルがイマイチだとあっけなくタイムラインの底なし沼に沈んでしまう。記事タイトルが優れていればスキ数やビュー数が大きく伸びることもある。すべてのnoteは記事タイトルに命運を握られていると言っても過言ではないだろう(敢えて大袈裟に言う)。 noteは、会員登録者者数500万人(2022年4月時点)。これは2021年に比べて30%も増えている計算だ。日本人の約4%

¥500

美学 悪の流儀と作法 自衛

読者の皆様、ネット限定の話ですが本当に心の解放を出来ていますか? この記事は犯罪を助長するものではありません、悪いことをする人を知り対策として自衛をしましょうって話です。悪用しちゃダメですからね。 街でさえカメラが至るところに設置され車道にもNシステムというものが配備されています。そこから顔や足取り、車のナンバーなどから個人を追っていくのがアナログ社会です。 一方でネット社会ではIPアドレスが個人を特定します。暗号化されていない場所ではちょっと知識がある人が手を加えるとあ