正しく進める人生の駒【ないものねだり】
大学時代の友人たちと会った。
在学時はほとんどの時間を共に過ごし、
卒業してからも関係が続いている。
社会人となり、コロナ渦を経ながらも、誰一人欠けずコンスタントに関係の続いている大切な友人たち。
ちゃんと彼氏ができ、
きちんと仕事をし、
しっかりお金を管理し、
はっきり将来を見据え
正しく人生ゲームのマスを進めている友人たち。
数年前まで私も似たような環境だったのになあ。
同じような悩みを抱え希望を抱え、
頷き合っていた気がするのになあ。
儚い。急転直下。落ちるのは一瞬。
けれど、私は変なプライド、自制心があるから
「鬱だからできない」「どうせ鬱だから」「鬱のせい」という言葉を発するのだけはできない。言った自分も聞いた周囲も誰にも特にならないから。なんなら嫌な思いだけ残してむしろマイナスな気がするから(心の中では幾度となく思っているが)。
だから昨日も、以前となにも変わらないふつうの人間のふりをして笑って過ごした。空気だ。カメレオンだ。生成AIだ。実力派女優だ、私は。
大好きな友達なのに、なんでこんなに苦しくて情けなくてみっともないという劣等感を抱いてしまうのか。これ以上何も失いたくなくて必死で楽しく過ごした。
羨ましくてたまらなくて、なんで私はそっち側にいけないんだろ?って思うけど、思い当たる節がありすぎて死んじゃう♪思い当たりすぎる、ほんと。
🪽
いつか、
もし、
この鬱鬱とした気持ちや、
生き辛さや
死にたい気持ちが、
少しでも、
ほんの少しでも減ったならば
私にも仕事や恋愛、将来に対して
希望を持つことを許されたい。普通になりたい。