世界一わかりやすいハイデガー入門 ハイデガーを理解すると全ての哲学が理解できる
ではなく、全ての哲学を理解していないとハイデガーは理解できないが正解だと思われる。
ハイデガーをすっごい簡単にまとめるとこう。
多分、これ理解できた人いないと思うwww
鍵になるのは
認識論と存在論を踏まえた上の現象学
フッサールの現象学的還元
ヤスパースの実存主義からの世界内存在
ポストモダンと構造主義の関係性
有機体的世界観に基づく脱構築
んだけど、これでもまだ難しい。
簡単に言うとこれ。
まず、ハイデガーの出発点は現象学であるということ。次に、実存主義を踏まえてからの現象学的手法で環境決定論的に、存在や世界や自意識を規定していること。最後に、それら全てに差延が発生しているとの自覚があるから絶えず脱構築と再構築が迫られること。
これがハイデガーの頭の中。
恐らく現在ある全ての哲学を内包して世界観を作り上げている。というか、あの時代にフランス分析哲学をやっていたという事実。
ニーチェは超人思想でぶん投げ、フッサールは手法自体で終わったのに対し、ハイデガーは無限後退になる危険を知りつつ
構築→脱構築→再構築→脱構築→再構築→脱構築
を繰り返したのがハイデガー。
学者としての誠実さは異常なレベルであるし、学者とはこうあるべき姿の体現者でもある。
ハイデガー「領域展開無量空処」→自分にも効く
なお、予想通り誰も理解できなかった模様www
同時代のサルトルをハイデガーと比較するとこのような評価になる。
ハイデガーの世界内存在はヤスパースの「現存在」や「内包者」によく似ている。つまり、有機体的世界観から導き出された実存主義とはこういうこと。
そして、その世界を脱構築と再構築を繰り返す。
デリダやゴダールの元ネタはハイデガーだったらしい。
以下、ハイデガー(やデリダ)を理解する上で参考になるかものお喋り。
以上、超難解のハイデガーを理解する一助になれたら幸いです。
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