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第七回文学フリマ福岡参加しました!

こんにちは!夏夜夢です。
今回は10/31に行われた第七回文学フリマ福岡の準備から感想までまとめていこうと思います!

★出ると決めた経緯

私が相方の405とFLATを組んだのはなんと2012のことなのです!
(自分も驚愕)
のらりくらりとコント脚本を書いておりました。
ラの付くコンビが好きな私たちは不思議な世界観の脚本をかいたりデザインをしたりと、ここまではっきりと「イベントに出て販売をする」というのをしておりませんでした。
だけどこのままでいいのか私・・・と突如襲う創作者の劣等感。
真剣に小説を書こうと思ったのは、たぶん転職も大きなきっかけだと思います。
これまで音や光を扱う裏方業を経験してきたのですが、人生の転機もいろいろあり転職して、ふつ~の事務さんになり(笑)
だけど事務員って活字にバンバン触れるんですよ。なんならメールで相手に意図を伝えるってなかなか難しい。だけど慣れないメール仕事をこなす中で「夢さんのメールって、意図をきちんと伝える理系な部分もあるんだけど、やんわりした文系な部分もあって、わかりやすいけど気持ちも伝わるからすごくいいと思います」って言われたんですよ!喜
それで、文章を作るってとっても楽しいって改めて思ったんですよね。
自分の能力を褒められるって、その能力と向き合うきっかけになりますし、もう一度自分の書きたいものを小説として書いてみようってその時思いました。(高校では文芸部だったのですよ~笑)
それで短編を2作ほど書いていたところで、そういえば文学フリマってイベントあったな~って思い出し、春くらいに相方に相談して出ると決めました。そこから私の半年ほどの本格的な創作が始まりました。

★9月までの執筆期間

記憶にあるのは4月くらいに文学フリマに出るためのスケジューリングをしよう!と思って組んだスケジュールでGWとかも引きこもっていたこと。
コロナってこともあって家にいるのはむしろ強制されているような状態でしたが、創作のために謎に高性能なゲーミングPCにかじりついて執筆していました(笑)
でも結構自分に甘くて(おい)、まあスケジュール通りにはいかずに時間だけが進んだりもしていました。
そんなとき思い出すのは尊敬する小林賢太郎氏のお言葉。
「何も書けなかった日があってもそこで考えた時間はちゃんと意味があって、進んでないなんてことはない」みたいな名言。
たしかにパソコンに向かってても何にも浮かばない、ああ、どうしようってとりあえず関係あることをネットサーフィンしてたら思わぬアイデアの発掘があったりする。小説は一文字も進まなかったけど新しい考え方を得たり、全然違うけど新しい小説のネタができちゃったり。それって一歩一歩前進してるんですよね。日々のアンテナって大事。

とはいっても、小説は終わらせないといけない。最後まで書くことの辛さや苦悩も嫌というほど味わいました。
だけどそれも小林賢太郎氏の救いのお言葉。
「最初から100%で終わらせようとしないで、1%の完成度でもいいからとにかく”終わらせること”が大事」みたいな名言。
ほんとこれです。はい。
段々終わりに差し掛かると筆が重くなるんですよ・・・でもとにかく書かないと。終わらせてから修正するんだって意気込んでやるしかない。
いろんな点でたくさん成長させていただきました・・・

★10月の追い込み

本当に本当に申し訳ないことに(私の執筆が押しまくったので)9月にやっと相方と通話で打ち合わせ。
コロナなどもあり、会って打ち合わせってのが叶わず!不安もあったけど、現代社会では画像のやり取りや通話だけでも全然問題ないなと思いました。
この少し前くらいから何度も小説の推敲などはラリーしていました。
小説をなおして何度も文体や、接続詞などの修正をするって本当に大事なことで、一人じゃここまで絶対に出来なかったし、相方の文章を整える能力にも脱帽しながらも私の書いた文章は第一稿よりも何百倍も良くなって、世に出すことができました。

そしてポストカードの作成についても話し合い、私もラフなどを相方に随時提出して、相方のセンスに任せてボールを投げ続けていました(笑)
すると本当に相方がカキーンと芯に当ててくるのです!
「素敵!」「素敵!!」って何回もLINEで送ってた気がする。
そんなポストカードたちはこうなりました!

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相方の405がいなければこんな素敵な作品は世に出せなかった・・・
つくづくFLATを組んでよかったなあと思う瞬間が何度もあり
私の記念すべき処女作「箱庭」も完成し、チラシも作りました。
チラシも結構考えて、世の中にあふれているチラシってどういう意図で作られているのか、お客さんを買いたい気持ちにさせるチラシってどんなのだろうってめちゃくちゃ考えて、何度か相方とやり取りして完成させました。

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左がチラシで、右が本の表紙です。
どちらも本の中身を思わせるデザインで、彼岸花やネモフィラ、キツネやカエルの足跡など遊び心もあって最高なんですよ(笑)
チラシに書く内容は迷いましたが、本の帯に書いてあるようなものにしたくて考えてたら、こうなりました。

★いよいよ本番!

わりと考えたのが、ブースのレイアウト。
世界観を統一したくて、布や小物にこだわりました。

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ブースの布はユザワヤで購入!そして下の方は2mレースを縫いました!
大変だったけどやった甲斐はありました!
あとは右側のお花。これは100均で選んだけど、あるのとないのとじゃあ結構違ったんじゃないかなって思いました。

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文学フリマ福岡に出店するのも初めて・・・というかこういう即売会に出るのが初めてだったのでめちゃ緊張しながらも楽しみでワクワクしていたんですが、とにかくあっという間でした。
来場者様からのお言葉やほかの出展者様の出店内容など、いろいろなことを吸収しまくりの5時間でした・・・

★「箱庭」と次回作について

私はFLATとして何作かコント脚本を書かせていただいております。
そこで何度も登場した「テツ」と「新一」というキャラクターがおります。
今回の作品「箱庭」では脚本と小説をリンクさせた作品を作りたいと思い、プロローグとエピローグは脚本で、その間は4つの短編小説にしました。
プロローグを読んで、小説を読むとプロローグの伏線を知り、小説を読んだからこそエピローグを深読みしてしまう。そんな不思議な構成となっております。
この構成、なかなかに頭を使って作成したので次回作でまたうまくできるかはわかりませんが、次回作の構想は既にありまして、次の文学フリマ福岡に間に合えばよいのですが、なにせ私も自分に甘いもんで(おい)。

でも、今回の文学フリマ福岡の経験でイベントって本当に楽しい!って思いました。だから次も出たいなって思ってます!

その為にはまずは創作!
これからも頑張りますのでFLATをよろしくお願いします~!

FLATのリンクも含めた夏夜夢の活動リンク集はこちら↓


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