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東雲そら
2021年6月15日 01:00
青空が怖いどこまでも続いてゆく空の青さ 壮大さ自分がいかに矮小で取るに足らない存在か気付いてしまうから指先で大気をなぞる世界が若さに沿ってくれると信じていたの 一秒経つ毎に砂時計を逆さにする毎に青空は相対的に美しくなるああ空の青さが眩しいから目を背けたくなる時こそカーテンを開けるの #ポエム #詩 #自由詩 #空 #日記
2021年6月21日 19:54
人類の憧れ古代人の標死者の代名詞願いを託す対象☆薄らと宙に浮かぶそれに手をかざしても届かないそれに幾多の人が眼差しを向けて数多の願いが込められて☆星が宙を翔る一瞬両手を組み刹那祈りを捧げる叶うとはつゆほど思わなくともその行為に心癒す慈愛に似たものがある☆遠く離れた恋人想像力の源泉過ぎ去りし辛い過去点を見つめて私は何を思う点と点が
2020年12月17日 18:26
眼を覚ますといつも通り君からの「おはよう」が届くだから寒さに負けないで着替えるのも苦じゃない君が愛して止まない空を飾る冬の大三角形昨日の夜君は見つけられたかい僕の住む街からは少し離れた場所に現れる星彩たち「冬は嫌いじゃないかじかむ手も白い吐息も季節の最後思い出を振り返るには感傷的になれるから」君がいつか言ったその言葉僕なりの解釈を添えて君に返そう「冬
2020年7月11日 19:49
どこかで誰かが号泣必死の映画を観て泣く「今日から人に優しくしよう」とSNSで決意した誰かは数日後、クラスメイトに平気な顔して罵詈雑言を浴びせる物語は届かないの?言葉は届かないの?思いは届かないの?私はそっと目を閉じた私は部屋に閉じ籠った私は前髪をより伸ばした現実から逃げたくて私は藍色の空を撮り始めた明日なんて来るな金輪際、夜は空けるな祈りが通じるはずもなくて中
2020年6月5日 18:03
夜を彷徨う雨がしずかな時を奏でてくれる未明にブルーアワーを撮る君も今日は天井を眺め朝を迎えるだろう年を跨ぐ度 月を跨ぐ度 夜を跨ぐ度胸に手を当てて鼓動に耳を澄ます夜に交わすメッセージは世界を潤す雨のように僕の心を君で満たす雨は月を隠すね 月が隠れても露わになってもこの想いは不変で雲に覆われた方が君を考える時間は長い月が変わっても月が変わる直前でも雨の日は電波を通して君と
2020年6月14日 19:12
夜空を翔る光の筋が数多翔る僕の隣にいる君は瞳を閉じて両手を組むいつからか星は夜を照らす輝きに留まらず願掛けの対象になっていた僕も君も少しずつ大人になった証拠なのかな弱さを知った証拠なのかな仰いで手を翳し背伸びしても届かない宙を瞬く光にはだから君は祈りを捧げるんだね星が流れる いつも通りの夜に星が流れる 君と過ごす夜に僕の願いは半分くらいは叶っている君の願
2020年10月3日 18:32
何も持ち合わせていない頃僕は無邪気に笑えていた何気ない日々の鮮やかさを無意識に嗜んでいた何かを見つけようと木々の隙間や流れる雲あらゆるものに目を見張り何も見つけられなかったと笑い過ごした可笑しいかな移動距離が限られたあの頃見つめたものは綺麗なものばかり #空 #日記 #詩 #ポエム #自由詩 #言葉 #距離
2020年10月14日 23:37
星を想うあの星は一体誰の生まれ変わり非科学的で笑ってしまう誰でもない ただそこに居るだけそれが最もらしいはずでしょう例えば夢破れたとき例えば失恋したときその思いは空に還るのだろうかそれとも土に還るのだろうかどこに行き着くまでもなく見えないそれを抱える人それこそ星の数ほどいるでしょう君の抱えた想いは君が抱きしめた想いは過去にならない今でさえ君を君
2020年4月12日 18:53
君は歌う。未明から桟橋で横たわり歌を歌う。 空の色が藍色と紫と黒のグラデーションで曖昧な今に自己投影する。朝が来たら毅然とした青空と太陽が君を炙り出す。 陽が登らない頃にだけ見える世界。不安も高揚も過去も未来も、この刻だけは許容できる。 18時30分になれば星空が跨ぐ、君は誰も星を仰がない時間に自分を見つめる。 君が最も君らしいこの時刻に寝ている僕は、君を理解したそぶりを見