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私のリカバリーストーリー

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私のこれまでの歩みについて触れた記事をまとめています。概要を書いたものや詳細を記した記事まであります。
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#福祉

講演会でリカバリーストーリー話したら大喝采&褒めちぎられた話

講演会でリカバリーストーリー話したら大喝采&褒めちぎられた話

私のリカバリーストーリー数年前に就労継続支援B型事業所でピアの立場で講師を目指していた時の話です。
障害福祉サービスは税金で賄われているため、行政の枠組みでしか支援を行えません。
しかし、それでは精神障害者の地域移行が進まないと、私が携わっていた法人は「リカバリーカレッジ」というイギリスのNHSが推進している取り組みを日本で行っていました。

現在日本には10近いリカバリーカレッジがありますが、ど

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人生を再構築するための4つのステップ〜臨床心理士と作った自分の設計書〜

人生を再構築するための4つのステップ〜臨床心理士と作った自分の設計書〜

前回の記事から、私が通所していた生活訓練施設でのできごとを書き始めました。

続きを書こうと、当時の面談記録や日記を残しているEvernoteを漁ったのですが、様々なことが蘇り本当にここから自分の人生が再スタートしたんだ、という実感をありありと感じられました。

その中でも自分にとって大きかったのは、10ヶ月間ほぼ毎週行っていた臨床心理士とのカウンセリングでした。
このカウンセリングを軸として、障

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生活訓練施設〜今日の元気度を10段階で〜

生活訓練施設〜今日の元気度を10段階で〜

以前、生活保護受給の体験談について記事を掲載しました。その中で、幾つか障害福祉サービスについて後日書くといっていましたので、順に記していきます。

今回は生活訓練施設編です。
生活訓練施設という単語を聞きなれない人も多いと思いますが、私が通っていた施設では「ライフスキルや障害受容を学びを通して獲得する場所」と説明されました。
もちろん、いろんな形態の生活訓練施設があるのですが、私は他の生活訓練施設

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生活保護を受給して、どん底から人間らしい生活ができるようになったお話

生活保護を受給して、どん底から人間らしい生活ができるようになったお話

生活保護について説明するサイトは幾多とあります。
しかし、生活保護を利用した体験について語られることはあまり多くないように思えます。
そこで今回は、私が生活保護を利用していた頃の生活について記します。

↑大まかなストーリーについては上の記事を読んでいただければと。今回は、より具体的に、役に立った制度や活用の仕方を書いていきたいと思います。

生活保護受給を決めたタイミング生活保護受給前の私は、無

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辛い時はとことん逃げろ!幸せはその先に待っている

辛い時はとことん逃げろ!幸せはその先に待っている

この記事に酷く共感した。特に以下の文。

何故か逃げ続けた先に破滅が待ってるとか思う人というか、そう願いたい人が多いみたいんだけど、俺は今何してるかって言うと年収400万の薄給で月の半分が休みのブルーカラーの仕事しててのんびり暮らしてて、心穏やかに暮らせてるので、逃げた先で何とかなってしまった。

これはもちろん、個人的に同じような経験をしたからそう思うという部分が当然あると思う。

自分のこの記

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「考えることを止めなさい」〜考えることと考えないことを区別する〜

「考えることを止めなさい」〜考えることと考えないことを区別する〜

先日、ハローワークで「働くことを考えるのを辞めなさい」と言われ、福祉の支援を受けるところまで書き記しました。

私が繋がったのは精神障害者の生活訓練施設。立ち位置的には、退院した当事者が社会生活に戻るまでをサポートするスタンスです。そこで私は、ライフスキル=いい感じに生きるための工夫を獲得するために通所し、プログラムを受けていくことになります。

しかし、支援を受ける前に大きな問題が起きました。

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働くことを考えるのを辞めなさい〜頑張ることから解放された瞬間〜

働くことを考えるのを辞めなさい〜頑張ることから解放された瞬間〜

大学卒業後、地元に帰り公務員として働いていたものの、職場・地域・家庭のどれにも馴染めず、半年で退職しました。

その後、大学卒業間近の弟のアパートに転がり込み、100万円の貯金を切り崩しての生活が始まりました。

通院先を確保していざハローワークへ。目指すは障害者枠での正社員の求人。

職員の方と話をすると「精神障害トータルサポーター」の方との面談を勧められました。この方との出会いが僕の人生を大き

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